ツバサのメモ帳

ささげ代行の費用相場まとめ|撮影・採寸・原稿の工程別に料金を整理した

撮影・採寸・原稿作成のセットで1商品1,300〜2,000円が目安。工程別の料金内訳と、外注するかどうかの判断基準を整理した。

2026年4月 更新

こんにちは、ツバサです。

EC担当をやっていると「ささげ」という言葉を避けて通れない。ささげとは「撮影(さつえい)・採寸(さいすん)・原稿(げんこう)」の頭文字をとったEC業界の用語で、商品ページに必要な写真・サイズ情報・説明文をまとめて作る業務のことだ。ECのミカタはささげ業務について「ECサイト運営の成否を左右するほどの重要な業務」と述べている(ECのミカタ)。

商品点数が増えてくると自社だけでは対応しきれなくなり、代行業者への外注を検討するタイミングが来る。ただ、ささげ代行は料金体系が不透明なケースが多く、「見積もりを取ってみるまでいくらかかるかわからない」という声もよく聞く。

この記事では、ささげ代行の費用相場を工程別に整理し、外注するかどうかの判断基準をまとめた。

ささげ業務の3工程とそれぞれの内容

ささげ業務は以下の3つの工程から成る。

撮影(さ):商品の外観を写真に撮る工程。白背景の物撮り、モデル着用カット、イメージカットなど。商品の魅力を視覚的に伝える最も重要なパート。

採寸(さ):商品のサイズや重量を計測する工程。アパレルなら着丈・身幅・肩幅・袖丈、雑貨なら縦×横×高さ。返品率の低減に直結する。

原稿作成(げ):商品説明文やスペック情報を作成する工程。素材・カラー名・洗濯表示・使い方など。検索キーワードを意識した記載がSEOにも効く。

アパレルECでは特にこの3つがセットで必要になるが、食品やガジェットなど商材によって採寸の重要度は変わる。自社でどの工程がボトルネックになっているかを把握するのが、外注判断の第一歩だ。

ささげ代行の費用相場

ReCOREの調査によると、ささげ代行の一般的な相場は以下の通りである(ReCORE)。

工程1商品あたりの相場
撮影500〜1,000円
採寸300〜500円
原稿作成約500円
3工程セット1,300〜2,000円(目安)

ただし、これは小〜中規模の代行サービスの目安であり、大手代行会社やイメージカットを含む場合はさらに高くなる。逆にReCOREのように全工程500円前後を実現しているサービスもある。

ささげ屋(株式会社ささげ屋)のような業界大手は個別見積もり制で、月間処理量やカラーバリエーション数、カット数に応じて単価が変動する。月間1,000SKU以上の大量処理であれば自社スタジオの開設支援も行っている(ささげ屋)。

費用に影響する主な変動要因

見積もりを取る際に確認すべき変動要因は以下の通り。

カラーバリエーション数:3色展開なら撮影は3ピース必要。採寸は代表1サイズでOKな場合もある
カット数:正面1カットなのか、正面+背面+側面+寄りで4カットなのかで大きく変わる
モデル撮影の有無:モデル手配は別途1万円〜/日が加算されることが多い
画像加工の範囲白抜き・色補正・ゴーストマネキン加工はオプション扱いのケースが多い
原稿のテンプレート化:定型フォーマットに流し込むだけなら安く、独自の紹介文を書くなら高くなる

ささげ代行の主な依頼先

ささげ代行を請け負う事業者は大きく3タイプに分けられる。

① ささげ専業会社

ささげ屋に代表される、EC向け撮影・採寸・原稿に特化した専業会社。アパレルを中心に大量処理の体制が整っており、納品スピードと品質の安定性が強み。ただし月間処理量にミニマムが設けられていることがあり、少量の依頼には向かないケースもある。

② EC運営代行会社のオプション

おまかせWEB商品撮影(株式会社fleston)のように、EC運営支援の一環としてささげ業務を受けている会社。撮影だけでなく商品登録やサイト管理までまとめて外注できるため、EC業務全体をワンストップで依頼したい場合に向いている(おまかせWEB商品撮影)。

③ 物流倉庫の付帯サービス

スクロール360のような物流代行会社が、入庫時にささげ処理を行うパターン。商品の入庫・検品とセットでささげを済ませるため、物流コストとの一体化でトータルコストを下げやすい(スクロール360)。

自社でやるか外注するかの判断基準

スクロール360は自社でのささげ内製化のハードルとして「機材・人件費・スタジオ手配のコスト」「商品入れ替え時の工数」「品質を維持できる人材の確保」の3点を挙げている。

判断の目安として、以下のようなケースでは外注を検討する価値がある。

・月間の新規商品登録が50SKU以上ある
・アパレルでカラバリ・サイズバリの展開が多い
・撮影にかかる時間が他の業務(販促・CS対応)を圧迫している
・モデル撮影やイメージカットが定期的に必要

一方、月間10〜20SKU程度で白背景の物撮りが中心であれば、撮影ボックスとスマホで自社対応するほうがコスト効率がよい。商品撮影を外注するかどうかの判断基準は「EC向け商品撮影の代行サービス比較」にも詳しく書いた。

見積もりを取るときのチェックリスト

ささげ代行を検討する際は、以下の情報を整理してから見積もりを依頼すると話が早い。

・月間の処理商品数(SKU数)
・商品ジャンル(アパレル・雑貨・食品など)
・必要なカット数(1商品あたり何カット必要か)
・モデル撮影の要否
・画像加工の範囲(白抜き・色補正・リサイズなど)
・採寸項目のリスト
・原稿のテンプレートの有無
・納期(商品到着から何営業日で納品してほしいか)
・出店しているモール名(モール別の画像規格対応が必要か)

モール別の画像ルールについては「ECサイトの商品画像ルールまとめ」に整理してあるので、あわせて確認してほしい。

よくある質問

Q. ささげ代行は1商品からでも依頼できますか?

サービスによって異なります。ReCOREのように1点から受け付けているサービスもありますが、ささげ専業会社では月間処理量のミニマムが設定されている場合があります。少量から始めたい場合は、撮影代行サービスに個別に依頼する方法も検討してみてください。

Q. ささげ代行の費用相場はどのくらいですか?

1商品あたり、撮影500〜1,000円・採寸300〜500円・原稿作成500円程度が一般的な相場です。3工程セットで1,300〜2,000円が目安ですが、カット数やモデル撮影の有無で大きく変動します。

Q. ささげ代行と商品撮影代行は何が違いますか?

商品撮影代行は撮影のみを外注するサービスで、ささげ代行は撮影に加えて採寸と原稿作成もセットで行います。アパレルECのように3工程すべてが必要な場合はささげ代行、撮影だけ外注したい場合は撮影代行を選ぶのが合理的です。

Q. ささげの納期はどのくらいですか?

商品到着後3〜7営業日が一般的です。繁忙期や大量依頼の場合は1〜2週間かかることもあります。急ぎの場合は特急対応オプションの有無を確認してください。

Q. 自社でささげをやる場合に必要な機材は何ですか?

最低限必要なのは、カメラ(スマホでも可)、撮影ボックスまたは白背景の布、照明(LEDライト2灯以上)、メジャー・ノギス(採寸用)、画像編集ソフト(背景切り抜き用)です。初期投資は1〜3万円程度で始められます。

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EC関係の仕事をしています。このサイトは自分が調べたことの備忘録です。Photoshopは少し使えますが苦手で、ちょっとした画像補正はもっぱらスマホアプリ派。アプリで対応しきれない本格的なレタッチはプロに依頼しています。

※この記事は2026年4月時点の公開情報をもとに作成しています。各社のサービス内容や料金は変更される場合があります。最新情報は各社の公式サイトでご確認ください。