写真レタッチの外注料金まとめ|16社の相場を1ページに集約【2026年版】
こんにちは、ツバサです。
ECの仕事をしていると「この商品写真、背景を切り抜きたい」「写真レタッチで肌を少し補正したい」という場面がそこそこある。そのたびに画像修正の外注先や写真編集の代行サービスを調べるんだけど、各社の料金体系がバラバラで比較しにくいんですよね。ある会社は1枚単位、別の会社はプラン制、クラウドソーシングは出品者によってまちまち……。
そこで今回は、自分が調べた16社のフォトレタッチ・写真修正サービスの料金をできるだけ1ページにまとめてみました。外注先を探している方の比較材料として使ってもらえれば。
そもそもレタッチが何かや、修正・補正・加工との違いを先に押さえたい人は「レタッチとは?写真の修正・補正・加工の違いをわかりやすく解説」から読むと、用語の使い分けがクリアになります。
レタッチ外注料金の相場早見表(1枚あたり)
人物レタッチの外注費用は1枚1,000〜8,000円が中心。ただし、ほくろ消し・シミ消しなどパーツ単位で依頼できる低価格サービスもある。作業別の目安は、色補正・明るさ調整:500〜1,000円/肌レタッチ(美肌補正):1,000〜8,000円(※1箇所単位で100〜500円のサービスもあり)/背景切り抜き・白抜き:39〜1,000円/軽微な不要物除去(ゴミ・ハンガー消し等):0〜500円/電線消し等の複雑な除去:都度見積もり(数千円〜数万円)/合成:1,500円以上/古い写真の復元:3,000〜10,000円。
この記事でわかること
- レタッチ作業別の相場(切り抜き39円〜・肌レタッチ1,000円〜・合成1,500円〜)
- 16社の料金表を1ページに集約した比較データ
- 個人・法人・大量案件・急ぎ案件の4ケースで向く外注先の使い分け
もくじ
レタッチ料金の相場(作業内容別)
まず作業内容ごとの相場感から整理します。画像加工・レタッチの費用は作業の種類によって大きく変わるので、依頼する前に「この作業はいくらくらいか」を把握しておくと、見積もりをもらったときに判断しやすくなります。
| 作業内容 | 相場(1枚あたり) | 補足 |
|---|---|---|
| 色調補正・明るさ調整 | 500〜1,000円 | 最も基本的な作業。ホワイトバランス・コントラスト調整など |
| 肌レタッチ(美肌補正) | 1,000〜8,000円 | 人物レタッチの中心レンジ。1箇所単位(ホクロ・ニキビ・シミの削除100円〜、シワ消し300円〜など)のサービスもあり |
| 軽微な不要物除去 | 0〜500円 | ゴミ・ハンガー消しなど。切り抜きサービスで無料対応の場合もあり |
| 電線消し等の複雑な除去 | 都度見積もり(数千円〜数万円) | 難易度で料金が大幅に変動。建築・不動産写真に多い |
| 背景切り抜き・白抜き | 39〜1,000円 | 専門サービスは安い。対象物の複雑さで大きく変動 |
| 合成(人物+背景など) | 1,500円以上 | 自然に見せる技術力が必要なため単価が高め |
| 古い写真の復元 | 3,000〜10,000円 | 損傷度合いで大きく変動 |
| トリミング | 0〜100円 | 構図の調整。切り抜きサービスで無料対応の場合もあり |
| 影イキ・影つけ | 0〜60円 | 商品画像の影追加。切り抜きサービスで無料対応の場合もあり |
| リサイズ | 0〜50円 | 画像サイズの変更。無料対応のサービスも多い |
| 商品撮影用レタッチ | 500〜3,000円 | 色補正+切り抜き+影付けのセット |
サービス別料金比較表
以下は16社のフォトレタッチサービスの料金をまとめた比較表です。「—」は非対応またはデータ未取得、「要見積」は公式サイトに料金記載なしを意味します。横にスクロールできます。
| サービス名 | 切り抜き | 肌レタッチ | 色補正 | 不要物除去 | 合成 | 個人利用 | 納期目安 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| ▼ 個人OK・総合レタッチサービス | |||||||
| BELLEFOTO | — | 500円/箇所〜(パーツ修正) 3,000円/人〜(顔全体レタッチ) |
300円〜 | 500円〜 | 1,500円〜 | ○ | 要確認 |
| グラフィックファクトリー | 3,300円〜 | 1,000〜1,400円 | 1,100円〜 | 100円〜 | 2,200円〜 | ○ | 最短1時間 |
| Motto(モット) | — | 600円〜(ニキビ、シミの削除のみ) | 300〜500円 | 100〜500円 | 1,500円〜 | ○ | 最短3時間 |
| レタッチのプロ | — | 5,000円〜/人 | — | — | — | ○ | 要確認 |
| ひとフォト | — | 8,000円〜/人 | — | — | — | ○ | 要確認 |
| Retouch Ink | 1,000円〜 | 4,000〜12,000円 | 1,000円〜 | — | 5,000円〜 | ○ | 最短即日 |
| カメラのキタムラ | — | 要確認 | 要確認 | — | — | ○ | 店頭10分〜 |
| ▼ 切り抜き専門サービス | |||||||
| 切り抜きJP | 120円〜 | — | — | — | — | ○ | 要確認 |
| キリコム | 39円〜 | — | — | — | — | ○ | 要確認 |
| キリヌキスタジオ | 48円〜 | — | — | — | — | ○ | 要確認 |
| 切り抜きPHOTO | 180円〜 | — | — | — | — | ○ | 要確認 |
| ▼ 法人・業種特化サービス | |||||||
| 写真加工屋さん | 70円〜 | 要見積 | 要見積 | 要見積 | 要見積 | ✗ 法人専用 | 要確認 |
| AZLINK | — | 3,000円〜 | 600円〜 | 要見積 | 要見積 | △ | 要確認 |
| ASOBOAD | — | 要見積 | 要見積 | 400円〜 | 要見積 | △ | 要確認 |
| Picnico | — | 5,000円〜 | 5,000円〜 | — | 要相談 | △ | 要確認 |
| 東京レタッチ | 要見積 | 要見積 | 要見積 | 要見積 | 要見積 | ✗ 法人専用 | 要確認 |
※「個人利用 △」は問い合わせ内容により個人も対応する可能性あり。「—」は非対応またはメインサービス外のため料金データなし。Retouch Inkの料金は運営ブログ「Retouch Info」掲載の目安で、実際の金額は個別見積もり。
料金を左右する6つの要素
同じ「肌レタッチ1枚」でも、サービスや条件によって数百円から数千円まで開きがある。理由を整理すると、次の6つの要素が絡んでいます。
- 作業の複雑さ――シンプルな色補正と、体型補正や複雑な合成では手間がまったく違う。同じ「レタッチ」という言葉でも内容次第で単価が数倍変わる
- 料金の単位――「1枚○円」「1人○円」「1箇所○円」など、サービスによって料金の数え方が異なる。たとえばBELLEFOTOでは肌の修正1箇所500円〜だが、顔全体のソフトレタッチは1人3,000円〜。Mottoではホクロ・ニキビ・シミの削除1箇所100円、シワ消し1箇所300円、美顔修正(お顔のニキビ・シミを削除)600円のように項目ごとに加算される仕組みで、写真の状態によってトータル費用が変わる。見積もりを比較するときは「その金額で何がどこまで含まれるか」を確認する必要がある
- 枚数――大量発注では単価が下がる傾向がある。特に切り抜き専門サービスは枚数が増えるほど交渉余地が広がる
- 納期――急ぎの場合は特急料金が発生するサービスが多い。余裕を持って依頼するだけで費用を抑えられる
- 使用サイズ・用途――Web用に小さく使う写真と、ポスターやカタログなど大きな印刷物に使う写真では、求められる精度がまったく違う。印刷用は高解像度(350dpi以上)で粗が目立ちやすいため、より丁寧な作業が必要になり料金も上がる。依頼時に用途とサイズを伝えておくと、適切な料金が出やすい
- 継続性――月次の定期契約や継続発注で割引になるサービスもある。EC業務で毎月一定量の商品写真処理が必要な場合は交渉してみる価値がある
東京レタッチのコラムでも「見積もりには作業内容・数量・納期・予算など複数の要素が影響する」と説明されており、一律の相場が出しにくい理由がわかります。
T レタッチの費用・料金相場について|東京レタッチ コラム retouch.tokyo/column/retouch-cost/写真レタッチの費用を安く抑えるコツ
外注費を少しでも抑えたい場合のポイントをまとめます。
- 簡単な補正はスマホアプリで済ませる――明るさ調整や軽い色補正はSnapseedやLightroom Mobileで無料でできる。プロへの依頼は「自分では対応しきれない」箇所に絞るとコスパが上がる。詳しくは「スマホレタッチアプリ10選」で紹介しています
- 切り抜きだけなら単価の安いサービスがある――キリコム(39円〜)・キリヌキスタジオ(48円〜)・写真加工屋さん(70円〜)・切り抜きjp(120円〜)・切り抜きPHOTO(180円〜)は切り抜き1枚数十円〜数百円で依頼できる。一方、料金表でグラフィックファクトリーは切り抜き3,300円〜、Retouch Inkは1,000円〜と公開しており、切り抜きだけが目的なら前者の方がコストを抑えやすい。ただし、衣類やグラスなど形状がシンプルな商品のAランク切り抜きと、髪の毛が複雑な人物の切り抜きではまったく別の作業になる。「商品の白抜き」と「人物の切り抜き」を同じ感覚で比較しないよう注意が必要。費用の詳しい比較は「背景切り抜き外注の費用相場」にまとめています
- テスト発注で品質確認してから本発注する――大量に発注する前に1〜3枚で試して、仕上がりと納期感を確かめておくのが確実。合わなかったときのダメージが小さく済む
- 同じ傾向の写真をまとめて依頼する――「このシリーズは全体的に少し暗め、コントラストを上げて」のように統一した指示を1回で伝えると、やり取りが減って時間もコストも節約できる
ボリュームディスカウントの仕組み
レタッチサービスにはボリュームディスカウントがある場合があるが、仕組みはサービスによって大きく異なる。注意しておきたいのは、少量依頼(数枚〜数十枚)で単価が段階的に下がるような料金設定はほとんどのサービスで採用されていないという点だ。
ボリュームディスカウントが発生するのは一般的に大量発注(1,000枚単位など)が前提だ。ECサイトの商品画像のように月間で数百〜数千枚単位の処理が発生する場合に、個別見積もりや専用プランを設けているサービスがある。
少量依頼の場合の料金の考え方
数枚〜数十枚程度の依頼では、割引を前提にせず各サービスの定価で見積もっておくのが安全だ。月額プランや継続利用による割引を用意しているサービスもあるので、定期的に依頼する予定がある場合は事前に確認したい。
クラウドソーシング(ランサーズ・ブログ:発注者向けノウハウ)では、複数枚をまとめて依頼する際に出品者と交渉して料金調整できる場合もある。
ツ 写真レタッチ・編集アプリおすすめ10選|無料で使える比較【2026年版】 tsubasa-memo.github.io/retouch-apps.html ツ 背景切り抜きの費用相場まとめ|1枚39円から依頼できる外注先比較 tsubasa-memo.github.io/background-cutout-outsource.html見積もりで損しないためのチェックリスト
レタッチの見積もりを取るとき、以下のポイントを確認しておくと想定外の出費を防げる。
- 基本料金に含まれる作業範囲:美肌補正だけなのか、体型補正も含むのか
- 追加料金の条件:作業中に難易度が上がった場合の料金変動ルール
- 特急料金の有無と金額:急ぎの場合にいくら追加されるか
- 納品形式の指定:JPEG以外(PNG、PSD、TIFFなど)が必要な場合の追加費用
- キャンセルポリシー:作業開始後のキャンセル時に費用が発生するかどうか
見落としがちな「隠れコスト」
見積もりの単価だけで外注先を比較すると、トータルでは割高になることがある。チェックリストの項目に加えて、以下の2点も確認しておきたい。
- オプション加工の追加料金:影つけ・トリミング・色調補正などが基本料金に含まれるか、別途かかるか。「切り抜き1枚39円〜」でも影つけ(0〜60円)が別料金になるケースがある
- 品質不良の手戻りコスト:仕上がりが使えないレベルだった場合、別の業者に再依頼する時間と費用がかかる。テスト依頼で品質を確認してから本番に入るのが確実(「依頼のコツまとめ」も参照)
複数社から見積もりを取るのが鉄則
レタッチの料金にはサービスごとに幅があるため、最低2〜3社から見積もりを取って比較するのがおすすめだ。その際、同じ画像・同じ加工内容で依頼すると比較しやすくなる。料金だけでなく、対応の丁寧さや納期の正確さも判断材料にしたい。
法人・大量案件向けのレタッチ外注先とは
ECモールに出店している企業やカタログ制作会社など、月に数百〜数千枚のレタッチが発生する法人は、個人向けサービスではなく法人専門のレタッチ会社に外注している。理由はシンプルで、大量の画像を短期間で処理しつつ品質を均一に保つ体制が必要だからだ。
法人向けレタッチ会社の特徴は、複数名のレタッチャーが社内レギュレーションに沿って作業する点にある。担当者が変わっても仕上がりのトーンが揃うのは、品質管理のフローが仕組み化されているからだ。フリーランスに個別発注する方法と比較すると、1枚あたりの単価は高くなる傾向があるが、リテイクや品質チェックにかかる隠れコストを含めたトータルでは逆転するケースもある。
一方、法人向けサービスは最低発注ロットや月額契約が設定されていることが多く、個人が数枚だけ依頼するには向いていない。個人利用であれば、リメージ、BELLEFOTO、グラフィックファクトリーなどの個人対応サービスや、ココナラ・ランサーズのフリーランスが選択肢になる。法人向けと個人向けのサービスの違いについては、後述のFAQでも整理している。
急ぎのレタッチ依頼に対応してくれる外注先
「明日までに納品してほしい」という急ぎのレタッチ案件は、依頼先を選ばないと間に合わない。通常納期は3〜5営業日が一般的で、急ぎ対応を受け付けていないサービスも少なくない。
急ぎ対応の選択肢は大きく3つある。1つ目は、即日〜翌日対応を明記しているレタッチ専門サービスを使う方法。Mottoは最短3時間の納品実績があり、グラフィックファクトリーにも最短1時間対応のプランがある。2つ目は、ココナラやランサーズで「即日対応可」と記載しているレタッチャーに依頼する方法。ただし個人なので対応できるかはタイミング次第だ。3つ目は、カメラのキタムラのような店頭サービスで、証明写真のレタッチであれば最短10分で受け取れる。
急ぎ対応には特急料金が加算されるのが一般的で、通常料金の1.5〜2倍が目安になる。スケジュールが読める案件であれば、通常納期で発注した方がコストは抑えられる。逆に、特急料金を払ってでも納期を優先すべきケースは、季節商品のEC出品やイベント直前のバナー制作など、出遅れることの損失が外注費を上回る場面だ。