こんにちは、ツバサです。
「撮影が追いつかなくて出品が遅れている」という状態に心当たりはないでしょうか。僕も1〜2人でEC運営をしていた頃、撮影の遅れが原因で仕入れた商品が1週間以上倉庫に眠ったことがあります。
この記事では、撮影が追いつかない根本原因を時間計測から分析し、内製で効率化する方法と、撮影だけを外注に出す判断基準をまとめました。結論から言うと、月間の撮影に1日2時間以上かかっているなら外注を検討する段階です。
撮影が追いつかない原因は「見えない作業」にある
「商品を撮影するだけ」と思っていると、実際にかかる時間の長さに驚きます。撮影そのものは1商品あたり5分程度でも、その前後に時間がかかる作業が大量に隠れているからです。
撮影前には、商品の検品、シワ伸ばし(アパレルの場合はスチーマー必須)、背景や照明のセッティングが必要です。撮影後には、画像のレタッチ、リサイズ、ファイル名の整理、ECサイトへのアップロードが待っています。
Xで副業EC運営について発信している@yasu_hukugyoさんは、26商品を撮影するのに約2時間かかったと投稿しています。1商品あたり約4.6分。これは撮影そのものの時間で、前後の準備と加工を含めれば1商品あたり10〜15分が現実的な数字です。
外 ささげ業務のコストについて解説 - オープンロジ service.openlogi.com物流プラットフォームのオープンロジも、1アイテム5カット撮影に10分、月間60アイテムで合計600分(10時間)という試算を公開しています。撮影だけで月10時間。採寸と原稿作成を加えれば、その2〜3倍は覚悟する必要があります。
内製で撮影を速くするための段取り
外注を検討する前に、内製の撮影を効率化する余地がないか確認しておきましょう。やり方を変えるだけで大幅に時間短縮できるケースは少なくありません。
同じカテゴリをまとめて撮る
アパレルならトップス→ボトムス→アウターの順に、同じライティング設定で撮影します。商品を1つずつセッティングするのではなく、同じ条件の商品を一気に流すバッチ処理が鉄則です。セッティング変更の回数を減らすだけで、1商品あたり2〜3分は短縮できます。
照明と背景を固定する
撮影のたびにライトの角度や背景紙の位置を調整していると、それだけで30分以上かかります。一度決めた配置をテープで固定し、カメラの設定値もメモしておけば、次回はセッティングゼロで撮影を始められます。
レタッチは「自動化できるもの」から手放す
白背景の切り抜きならRemove.bg、簡単な色補正ならCanvaやSnapseedで十分です。1枚ずつPhotoshopで丁寧に仕上げるのは、高単価商材やブランドイメージを重視する場合に限定して構いません。BASEの調査では、注文が入るショップの商品説明は650〜1,000文字程度とされており、写真のクオリティも「伝わればOK」の水準で回しているショップが多いことがわかります。
外 ECのささげ業務(撮影・採寸・原稿)とは? - BASE U baseu.jp「撮影だけ外注」という選択肢がある
ささげ代行は撮影・採寸・原稿のフルセットを任せるサービスですが、撮影工程だけを切り出して外注することもできます。「採寸や原稿は自分でやれるけど、撮影だけが追いつかない」という場合にはこちらの方がコストを抑えられます。
撮影代行の相場は、白背景のプロダクトカットで1カット1,000〜5,000円です。一方、ささげ一式を外注すると1商品あたり2,000〜3,000円が目安になります。
| 外注形態 | 相場(1商品) | 含まれる作業 |
|---|---|---|
| 撮影代行のみ | 1カット 1,000〜5,000円 | 撮影+レタッチ |
| ささげ一式 | 2,000〜3,000円 | 撮影+採寸+原稿 |
※ OrderPhotoStudio、サイバーレコード、スクロール360の公開情報をもとに作成(2026年4月時点)
外 商品撮影料金の1カット相場を解説 - OrderPhotoStudio order-photo.com「外注すると日数がかかるから結局自分でやった方が早い」という声もあります。確かに商品の発送→撮影→データ納品で3〜5営業日かかるサービスが多いですが、その間に自分は採寸や原稿作成、発送業務に集中できます。撮影の外注は「自分の時間を買う」行為だと考えると判断しやすくなります。
撮影工数の見える化で判断する
外注すべきかどうかは「感覚」ではなく「数字」で判断するのが確実です。まず、月間のSKU数に1商品あたりの撮影時間(15分)をかけて、月間の撮影工数を出してみましょう。
| 月間SKU数 | 撮影のみ(15分/商品) | ささげ全工程(30分/商品) |
|---|---|---|
| 50 SKU | 12.5時間/月 | 25時間/月 |
| 100 SKU | 25時間/月 | 50時間/月 |
| 200 SKU | 50時間/月 | 100時間/月 |
月間50SKUでも撮影だけで12.5時間。営業日20日で割ると1日あたり約40分です。これに加えて発送、CS対応、SNS更新といった他の業務が乗ってくるわけで、100SKUを超えると1人では物理的に回りません。
判断の目安
撮影に1日2時間以上取られている場合は、外注を検討する段階です。外注のコスト比較や損益分岐点については、ささげ外注の損益分岐点を考えたで詳しく計算しています。