ツバサのメモ帳

EC商品撮影が追いつかない時の対処法
撮影だけ外注する判断基準

最終更新:2026年4月

こんにちは、ツバサです。

「撮影が追いつかなくて出品が遅れている」という状態に心当たりはないでしょうか。僕も1〜2人でEC運営をしていた頃、撮影の遅れが原因で仕入れた商品が1週間以上倉庫に眠ったことがあります。

この記事では、撮影が追いつかない根本原因を時間計測から分析し、内製で効率化する方法と、撮影だけを外注に出す判断基準をまとめました。結論から言うと、月間の撮影に1日2時間以上かかっているなら外注を検討する段階です。

撮影が追いつかない原因は「見えない作業」にある

「商品を撮影するだけ」と思っていると、実際にかかる時間の長さに驚きます。撮影そのものは1商品あたり5分程度でも、その前後に時間がかかる作業が大量に隠れているからです。

撮影前には、商品の検品、シワ伸ばし(アパレルの場合はスチーマー必須)、背景や照明のセッティングが必要です。撮影後には、画像のレタッチ、リサイズ、ファイル名の整理、ECサイトへのアップロードが待っています。

Xで副業EC運営について発信している@yasu_hukugyoさんは、26商品を撮影するのに約2時間かかったと投稿しています。1商品あたり約4.6分。これは撮影そのものの時間で、前後の準備と加工を含めれば1商品あたり10〜15分が現実的な数字です。

ささげ業務のコストについて解説 - オープンロジ service.openlogi.com

物流プラットフォームのオープンロジも、1アイテム5カット撮影に10分、月間60アイテムで合計600分(10時間)という試算を公開しています。撮影だけで月10時間。採寸と原稿作成を加えれば、その2〜3倍は覚悟する必要があります。

内製で撮影を速くするための段取り

外注を検討する前に、内製の撮影を効率化する余地がないか確認しておきましょう。やり方を変えるだけで大幅に時間短縮できるケースは少なくありません。

同じカテゴリをまとめて撮る

アパレルならトップス→ボトムス→アウターの順に、同じライティング設定で撮影します。商品を1つずつセッティングするのではなく、同じ条件の商品を一気に流すバッチ処理が鉄則です。セッティング変更の回数を減らすだけで、1商品あたり2〜3分は短縮できます。

照明と背景を固定する

撮影のたびにライトの角度や背景紙の位置を調整していると、それだけで30分以上かかります。一度決めた配置をテープで固定し、カメラの設定値もメモしておけば、次回はセッティングゼロで撮影を始められます。

レタッチは「自動化できるもの」から手放す

白背景の切り抜きならRemove.bg、簡単な色補正ならCanvaやSnapseedで十分です。1枚ずつPhotoshopで丁寧に仕上げるのは、高単価商材やブランドイメージを重視する場合に限定して構いません。BASEの調査では、注文が入るショップの商品説明は650〜1,000文字程度とされており、写真のクオリティも「伝わればOK」の水準で回しているショップが多いことがわかります。

ECのささげ業務(撮影・採寸・原稿)とは? - BASE U baseu.jp

「撮影だけ外注」という選択肢がある

ささげ代行は撮影・採寸・原稿のフルセットを任せるサービスですが、撮影工程だけを切り出して外注することもできます。「採寸や原稿は自分でやれるけど、撮影だけが追いつかない」という場合にはこちらの方がコストを抑えられます。

撮影代行の相場は、白背景のプロダクトカットで1カット1,000〜5,000円です。一方、ささげ一式を外注すると1商品あたり2,000〜3,000円が目安になります。

外注形態 相場(1商品) 含まれる作業
撮影代行のみ 1カット 1,000〜5,000円 撮影+レタッチ
ささげ一式 2,000〜3,000円 撮影+採寸+原稿

※ OrderPhotoStudio、サイバーレコード、スクロール360の公開情報をもとに作成(2026年4月時点)

商品撮影料金の1カット相場を解説 - OrderPhotoStudio order-photo.com

「外注すると日数がかかるから結局自分でやった方が早い」という声もあります。確かに商品の発送→撮影→データ納品で3〜5営業日かかるサービスが多いですが、その間に自分は採寸や原稿作成、発送業務に集中できます。撮影の外注は「自分の時間を買う」行為だと考えると判断しやすくなります。

撮影工数の見える化で判断する

外注すべきかどうかは「感覚」ではなく「数字」で判断するのが確実です。まず、月間のSKU数に1商品あたりの撮影時間(15分)をかけて、月間の撮影工数を出してみましょう。

月間SKU数 撮影のみ(15分/商品) ささげ全工程(30分/商品)
50 SKU 12.5時間/月 25時間/月
100 SKU 25時間/月 50時間/月
200 SKU 50時間/月 100時間/月

月間50SKUでも撮影だけで12.5時間。営業日20日で割ると1日あたり約40分です。これに加えて発送、CS対応、SNS更新といった他の業務が乗ってくるわけで、100SKUを超えると1人では物理的に回りません。

判断の目安

撮影に1日2時間以上取られている場合は、外注を検討する段階です。外注のコスト比較や損益分岐点については、ささげ外注の損益分岐点を考えたで詳しく計算しています。

よくある質問

Q. EC商品撮影を1人で効率化するコツは?
同じカテゴリの商品をまとめて撮影するバッチ処理が最も効果的です。照明や背景のセッティングを固定し、レタッチは白背景ならRemove.bgやCanvaの自動切り抜きで省力化できます。
Q. 撮影だけ外注する場合の費用はいくら?
白背景のプロダクトカットなら1カット1,000〜5,000円が相場です。ささげ一式(撮影・採寸・原稿)を外注する場合は1商品あたり2,000〜3,000円が目安です(スクロール360、サイバーレコード等の公開情報より)。
Q. スマホ撮影でもECに使えるか?
白背景の物撮りであればスマホでも十分です。撮影ボックスと組み合わせれば一眼レフに近い仕上がりになります。ただし、アクセサリーなど細部の質感を見せたい商材は一眼レフのマクロ撮影の方が有利です。
Q. 撮影が追いつかないまま放置するとどうなる?
未出品在庫が増え、販売機会ゼロの死蔵品になります。季節商品やトレンド商品は出品が1週間遅れるだけで値崩れや売れ残りのリスクが高まります。
Q. ささげ業務の撮影と商品撮影代行は何が違う?
ささげ業務は撮影・採寸・原稿作成をセットで行う業務です。商品撮影代行は撮影工程だけを切り出して外注するサービスで、採寸や原稿は含まれません。撮影だけがボトルネックなら撮影代行、全工程が回っていないならささげ代行を検討するのが合理的です。
ツバサ

ツバサ

EC関係の仕事をしています。このサイトは自分が調べたことの備忘録です。Photoshopは少し使えますが苦手で、ちょっとした画像補正はもっぱらスマホアプリ派。アプリで対応しきれない本格的なレタッチはプロに依頼しています。