白抜きとは?
EC商品画像の背景を白にする方法と外注先
白抜きとは
白抜きとは、写真の背景を完全な白にする画像処理のことだ。被写体(商品)だけを残して周囲を純白にする作業で、EC商品画像のメイン画像で広く使われている。
パソコンの画面上で色はRGB(Red=赤、Green=緑、Blue=青)の3色の組み合わせで表現されていて、それぞれ0〜255の256段階で明るさを指定する。0が「その色がまったくない状態」、255が「その色が最大に明るい状態」だ。3色すべてを最大値の255にした RGB(255, 255, 255) が「混じりけのない純白」になる。ECモールの画像規定で「白背景」と言われたら、この RGB(255, 255, 255) の純白を指していると考えてよい。薄いグレーや生成りではなく、数値上の完全な白だ。
似た言葉に「切り抜き」があるが、これは背景を透明にする処理(PNG透過)であり、白抜きとは別の概念だ。白抜きは背景を「白」に、切り抜きは背景を「透明」にする。実際の工程としては、まず背景を透過で切り抜いてから白い背景を敷くという流れになることが多い。
外 商品画像の要件 - Amazonセラーセントラル amazon.co.jpAmazonのメイン画像はRGB(255, 255, 255)の純白背景が必須で、商品が画像全体の85%以上を占めることも求められている。楽天市場も2019年以降のガイドライン改定でメイン画像の白背景化を推奨しており、EC運営では白抜きを避けて通れない。
EC実務で出てくる場面
白抜きが必要になる典型的な場面は3つある。
1つ目はECモールへの出品。Amazon・楽天・Yahoo!ショッピングのいずれも、メイン画像に白背景を求めている。白抜き処理をしていない画像は商品検索の表示で不利になったり、最悪の場合は画像ルール違反で非表示になることもある。モール別の細かいルールは「ECサイトの商品画像ルールまとめ」に整理した。
2つ目はカタログやチラシの制作。紙媒体やPDFカタログでは、商品写真を背景なしで配置するケースが多い。この場合は白抜きではなく切り抜き(透過PNG)が求められることもある。
3つ目はフリマアプリの出品。メルカリやラクマでは白背景のルールはないが、白背景で統一した方が清潔感が出て売れやすいという声もある。スマホのAI切り抜き機能で手軽に処理できる。
覚えておきたいポイント
白抜きの方法は大きく3つに分かれる。
AI無料ツール(Remove.bg・PicWish・iLoveIMGなど)は、画像をアップロードするだけで数秒で背景を除去してくれる。シンプルな形状の商品なら精度は十分だが、髪の毛、レース、透明素材など複雑な被写体はAIの苦手領域で、手動修正が必要になることがある。無料版は解像度に制限がある点も注意が必要だ。
外 Remove.bg|画像の背景を自動で削除 - AI背景除去ツール remove.bgPhotoshopの手動処理は、精度と自由度では最強だがスキルと時間が必要だ。「被写体を選択」でAI自動選択した後に「選択とマスク」で細部を修正するのが定番の手順。月額2,380円(Adobe フォトプラン)のコストもかかる。
外 Photoshopで写真の背景を削除する方法 - Adobe adobe.comプロのレタッチサービスに外注する方法もある。切り抜き専門サービスなら1枚39円〜、総合レタッチサービスなら1枚300〜800円が相場だ。月に数十枚以上処理する場合は、自分で1枚ずつ対応するより外注した方が時間効率が良い。各社の料金比較は「背景切り抜きの費用相場まとめ」にまとめている。
外 PicWish|AI画像背景除去・高画質化ツール picwish.com白抜きの4つの方法(AI無料ツール・スマホアプリ・Photoshop・プロ外注)を精度と料金で比較した詳細は「背景切り抜き・白抜き写真の作り方」にまとめた。
ツ 背景切り抜き・白抜き写真の作り方|AI無料ツール・アプリ・外注を比較 tsubasa-memo.github.io/background-white.html