こんにちは、ツバサです。
EC商品写真やフリマアプリの出品写真で、背景を白くしたいと思ったことはありませんか。僕はEC関係の仕事をしているので、この「背景の白抜き」は日常的に必要になる作業です。
Photoshopを使えばできるのは知っているんですが、正直あまり得意じゃない。そこでAIの自動切り抜きツールやスマホアプリなど、Photoshop以外の方法を調べてまとめました。なお、どうしても仕上がりにこだわる写真はプロのレタッチサービスに外注するのも選択肢です。そのあたりも含めて整理します。
背景を白抜きにする方法は大きく4パターン
写真の背景を白くする方法は、ざっくり4つに分けられます。
| 方法 | 費用の目安 | 向いている人 |
|---|---|---|
| 無料Webツール(AI自動切り抜き) | 無料〜 | 数枚だけサッと処理したい人 |
| スマホアプリ | 無料〜 | パソコンを使わずスマホで完結したい人 |
| Photoshopなどの画像編集ソフト | 月額2,380円〜(Adobe フォトプラン) | 手動で細かく調整したい人 |
| プロのレタッチサービスに外注 | 1枚数百円〜 | 仕上がり重視、枚数が多い人 |
以下、それぞれの特徴と代表的なサービスを整理していきます。
方法1:無料Webツール(AI自動切り抜き)
ブラウザに画像をアップロードするだけでAIが自動的に背景を削除してくれるサービスです。最近はどれも精度がかなり上がっていて、人物やシンプルな商品ならほぼ一発できれいに切り抜けます。
Remove.bg
背景削除ツールの定番です。Remove.bgの公式サイトでは「AIが自動的に背景を数秒で削除する」と説明されており、画像をアップロードすると5秒ほどで背景が消え、透過PNG画像をダウンロードできます。人物の髪の毛のような複雑な輪郭もかなり正確に処理してくれます。
無料版はプレビュー用の低解像度画像(最大約625×400px)のダウンロードが月50枚まで。SNSアイコンやブログのアイキャッチ程度なら十分ですが、EC商品写真のように高解像度が必要な場合は有料プランが必要です。公式料金ページによると、サブスクリプション(月額990円〜/40クレジット)と買い切りクレジット(1枚あたり約20〜70円)の2種類があります。
PicWish
中国のAI企業が提供する背景削除ツール。PicWishの公式サイトでは「AIが自動的に複雑な背景も高精度で除去」と説明されており、Remove.bgと同等かそれ以上の精度との評価もあります。無料でもそこそこの解像度で使えるのが特徴で、背景削除のほかに画像の高画質化(アップスケール)機能もあります。
noteでWebエンジニアのkomzさんがAI背景除去ツールを性能比較した記事を公開しており、複数のツールを同じ写真で比較した検証が参考になります。
iLoveIMG
iLoveIMGは画像の圧縮やリサイズなど複数の画像編集ツールを提供しているサイトで、背景削除機能もあります。画像編集をまとめて1つのサイトで済ませたい人に便利です。
無料ツールの注意点
無料版は解像度が制限されることが多く、そのままEC出品用には使えない場合があります。また、AIの精度は高いですが、商品と背景の色が似ている場合や、透明・半透明の素材(ガラス、レース等)は苦手な傾向があります。
方法2:スマホアプリ
パソコンを使わず、スマホだけで完結したい場合はアプリが便利です。
iPhoneの標準機能(iOS 16以降)
iPhoneの「写真」アプリで写真内の被写体を長押しすると、被写体だけを切り抜いてコピーできます。Appleの公式サポートページでも手順が案内されているこの機能は、専用アプリをインストールしなくても使えるのが大きなメリット。切り抜いた画像はそのまま他のアプリに貼り付けたり、「ファイル」アプリに保存したりできます。
PhotoRoom
PhotoRoomはEC出品写真に特化した背景削除アプリです。背景を削除した後に白背景やテンプレートを適用でき、そのまま出品用画像として使えます。メルカリやAmazonの出品者に人気があり、無料版でもロゴ(ウォーターマーク)なしで使える機能があります。
PicWish(アプリ版)
先ほど紹介したPicWishのスマホアプリ版。Web版と同様にAIで背景を自動削除してくれます。iOS/Android両対応。
方法3:Photoshopなどの画像編集ソフト
手動で細かく調整できるのがソフトウェアの強みです。AIツールではうまくいかない複雑な写真でも、手作業なら対応できます。
Adobe Photoshop
Adobeの公式ページでは「Photoshopの背景削除はAIが被写体を認識し、数クリックで自然な切り抜きが可能」と説明されています。「被写体を選択」機能でAI自動選択した後、「選択とマスク」で髪の毛などの細部を手動で微調整できます。Adobe フォトプラン(Photoshop + Lightroom)で月額2,380円です。
僕はPhotoshopが苦手なので使いこなせていませんが、仕上がりの自由度は間違いなく最高です。
Canva Pro
デザインツールとして有名なCanvaの背景リムーバー機能は、有料プランのCanva Pro(月額1,180円)に含まれています。ワンクリックで背景を削除でき、Photoshopほどの精密な調整はできませんが精度はかなり高く、そのままCanva上でバナーやSNS投稿画像を作れるのが便利。背景削除の回数制限もないので、コスパは良いです。
方法4:プロのレタッチサービスに外注
枚数が多い場合や、AIツールでは対応しきれない複雑な写真がある場合は、プロのレタッチサービスに外注するのも手です。背景の白抜きだけでなく、色補正や不要物の除去なども一緒にお願いできます。
料金は1枚数百円〜が目安ですが、画像の複雑さや納期によって変わります。背景切り抜きの費用相場をもっと詳しく調べた記事は背景切り抜きの費用相場まとめ|外注先比較にまとめている。ECの商品写真を毎月大量に撮影する場合は、自分で1枚ずつ処理するより外注した方が結果的に安上がりなこともあります。個人でも1枚から依頼できるサービスとしては、レタッチインク、グラフィックファクトリー、リメージなどがあります。詳しくはレタッチ外注サービス7社比較をご覧ください。
結局どれがいいの?用途別まとめ
| 用途 | おすすめの方法 |
|---|---|
| フリマ出品写真を数枚だけ | iPhoneの標準切り抜き or Remove.bg無料版 |
| ブログやSNSのアイキャッチ | Remove.bg無料版 or Canva Pro |
| EC商品写真(月10枚程度) | Remove.bg有料プラン or Canva Pro |
| EC商品写真(月数十枚以上) | Canva Pro or プロ外注 |
| 複雑な切り抜き(透明素材、細かい模様) | Photoshop or プロ外注 |
個人的には、まずRemove.bgの無料版で試してみて、頻繁に使うようならCanva Proに移行するのがコスパのいい流れだと思います。それでも対応できない写真だけプロに外注する、というのが現実的な使い分けかなと。なお、カメラのキタムラのように、店頭での相談も含めたレタッチサービスを提供している業者もあります。