ツバサのメモ帳

背景切り抜きの費用相場まとめ
1枚100円台から依頼できる外注先比較

2026年3月28日 更新

無料ツールで済まないケースがある

写真の背景を白くしたい、透過PNGにしたいというニーズに対しては、別の記事でまとめた通り、Remove.bgやCanvaなどの無料AIツールでかなりの精度で処理できる。正直、シンプルな商品写真を数枚だけ白抜きするなら、わざわざ外注する必要はないと思う。

ただ、仕事で使っていると無料ツールだけでは対応しきれない場面が出てくる。髪の毛の細かい部分がギザギザに残る、ガラスや透明な素材の背景がうまく抜けない、100枚単位の商品画像を短納期で処理しないといけない、といったケース。僕もEC業務で何度か「アプリでやろうとして時間だけ溶かした」経験がある。

そういう場面でプロに外注するといくらかかるのか、依頼先ごとの料金相場を調べてまとめた。

背景切り抜きの費用相場

背景切り抜きの外注費用は「何を切り抜くか」で大きく変わる。スタジオパフの解説記事でも触れられているが、対象物の形状が複雑になるほど工数がかかるため、料金も上がる仕組みになっている。

難易度対象の例1枚あたり目安
シンプル箱、ボトル、食品パッケージなど輪郭がはっきりした商品100〜200円
やや複雑衣類、靴、バッグなど素材の質感がある商品200〜500円
複雑人物(髪の毛の処理含む)、アクセサリー、植物500〜2,000円
特殊ガラス・透明素材、金属反射、複数商品のセット切り抜き1,000〜3,000円

上記は切り抜き作業のみの価格。色補正、影の追加、リサイズなどのオプションを加えると追加料金が発生する。切り抜きPHOTOの料金ページでは、シンプルな切り抜きを1点180円(税抜)の一律料金で提供しており、価格がわかりやすい。

大量発注の場合は単価が下がることも多い。100枚以上まとめて依頼すると、シンプルな切り抜きで1枚50〜100円程度まで落ちるサービスもある。

EC業務で「50枚の商品画像を明日までに白抜きしてほしい」という依頼が来たとき、自分でRemove.bgを1枚ずつやっていたら半日かかった。外注なら1枚100円×50枚=5,000円。半日分の人件費を考えると、外注のほうが安い。

依頼先ごとの特徴と比較

① 切り抜き専門サービス

背景切り抜きに特化したオンラインサービス。Web上で画像をアップロードし、指示を入れて発注する形が多い。EC事業者からの大量案件を前提にしているので、単価が安く納期も早い傾向がある。

サービス名単価目安納期特徴
切り抜きPHOTO180円〜/枚(税抜)当日〜翌営業日一律料金でわかりやすい。リピーター割引あり
キリコム39円〜/枚(税抜)当日〜翌営業日難易度別の料金設定。大量発注で割引
キリヌキスタジオ48円〜/枚(税抜)当日〜最低受注690円(税抜)。パス付き納品に対応

② レタッチ・画像加工サービス

切り抜きだけでなく、色補正・肌レタッチ・合成などトータルで対応してくれる業者。切り抜き「だけ」の単価は専門サービスより高めだが、切り抜き+色補正+影追加をセットで頼めるのが強み。レタッチ外注サービス比較の記事で詳しくまとめている。

個人向けのレタッチサービスとしては、ソースネクストの「ズバッと切り抜きPRO」のような買い切りソフトもあるが、プロの手作業品質とは差がある。品質を重視するならやはり人の手が入るサービスが確実。

③ クラウドソーシング(ランサーズ、ココナラ、クラウドワークス)

個人のデザイナーやレタッチャーに直接依頼する方法。料金はワーカーが自分で設定するため幅があるが、ココナラで「背景切り抜き」と検索すると1枚200〜500円程度の出品が多く見つかる。

メリットは柔軟な相談ができること。「この部分だけ残して、あとは白にして、影もつけて」みたいな細かい指示にも個別対応してもらえる。デメリットは品質のばらつきと、依頼のやりとりに時間がかかること。ワーカーの評価・実績を確認してから依頼するのが鉄則。

無料ツール vs プロ外注、判断基準

どこで線を引くかは人によるが、自分なりの判断基準はこうなった。

条件おすすめ
数枚だけ、シンプルな商品写真無料AIツール(Remove.bg、Canvaなど
20枚以上まとめて処理したい切り抜き専門サービスに外注
人物・髪の毛の切り抜きが必要プロに外注(専門サービス or クラウドソーシング)
切り抜き+色補正+影を含むトータル処理レタッチサービスに外注
ECサイトの商品画像を定期的に大量処理切り抜き専門サービスと月契約
「自分でやったほうが安い」と思いがちだけど、20枚を超えたあたりから外注のほうが時間単価で得になる実感がある。特にEC業務だと「自分の作業時間=人件費」と考える必要がある。1枚100〜200円で品質が安定するなら、その時間をほかの仕事に使ったほうがいい。

外注の流れ(はじめての場合)

切り抜き専門サービスへの初回依頼は、だいたい以下の流れになる。

ステップ1:テスト発注。多くのサービスは初回無料トライアルや小ロットでのテスト発注に対応している。まず2〜3枚だけ依頼して、仕上がり品質と納期を確認する。

ステップ2:指示の出し方を決める。「切り抜き対象はどれか」「背景は白か透過か」「影は必要か」「納品ファイル形式はPNG/PSD/JPEG?」を明確にする。指示が曖昧だと仕上がりがブレるので、最初にテンプレートを作っておくと楽。

ステップ3:本発注。テストで品質が確認できたら、本番の枚数を依頼する。大量発注の場合はボリュームディスカウントがないか確認する。

ステップ4:検品・修正依頼。納品されたら全枚数を確認して、問題があれば修正を依頼する。多くのサービスは初回修正無料。

よくある質問

背景切り抜き1枚あたりの外注費用はいくらですか?

シンプルな商品写真なら1枚100〜200円程度。人物(髪の毛の処理含む)やアクセサリーなど複雑な形状だと1枚500〜2,000円程度。色補正やレタッチを含む場合は1枚1,000円以上が目安です。大量発注で単価が下がるサービスも多いです。

個人でも外注できますか?

はい。切り抜き専門サービスやクラウドソーシング(ランサーズ、ココナラ等)は個人からの依頼にも対応しています。最低発注枚数がないサービスもあるので、1枚だけの依頼も可能です。

納期はどれくらいですか?

切り抜き専門サービスの場合、シンプルな切り抜きなら午前中の受付で当日夕方〜翌営業日が一般的です。複雑な加工や大量枚数の場合は2〜3営業日かかることもあります。急ぎの場合は特急料金が発生するサービスが多いです。

無料ツールとプロ外注、どちらがいいですか?

数枚程度のシンプルな白抜きなら、Remove.bgなどの無料AIツールで十分です。髪の毛の処理、透明素材の切り抜き、影の自然な処理、20枚以上の一括処理などは無料ツールでは限界があります。品質にこだわるEC商品画像や大量処理なら、外注のほうがコスパが良くなります。

パス付き納品とは何ですか?

Photoshopのクリッピングパスがついた状態で納品されることです。パスがあると、Photoshopやillustratorで再加工するときに切り抜き範囲を簡単に調整できます。自分でPhotoshopを使わないなら、透過PNGでの納品で十分です。

ツバサ

ツバサ

EC関係の仕事をしています。このサイトは自分が調べたことの備忘録です。Photoshopは少し使えますが苦手で、ちょっとした画像補正はもっぱらスマホアプリ派。アプリで対応しきれない本格的なレタッチはプロに依頼しています。