ツバサのメモ帳

ECモールの出店先の選び方|Amazon・楽天・Yahoo!の手数料を比較した

3大ECモールの手数料比較表に加え、Qoo10・メルカリShopsの特徴も整理。モール選びで失敗しないための判断基準をまとめた。

2026年4月 更新

こんにちは、ツバサです。

ECモールに出店しようと思っても、Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングの3大モールはそれぞれ料金体系が全く違う。月額固定費がかかるモール、販売手数料が高いモール、初期費用ゼロのモール。単純に「どこが一番安いか」では比較できない。

eコマースコンバージョンラボの調査によると、Amazonの流通総額は約8兆1,703億円、出店数は約13万店とされている(eコマースコンバージョンラボ)。一方、楽天市場は出店数約5.7万店ながら1店舗あたりの平均売上が最も大きいとされている。

この記事では、3大ECモール+α の出店費用と手数料を整理し、自社に合ったモール選びの判断基準をまとめた。

3大ECモールの手数料比較表

項目Amazon楽天市場Yahoo!ショッピング
初期費用なし60,000円無料
月額費用大口: 4,900円
小口: 無料(成約料100円/件)
19,500〜100,000円
(プランにより異なる)
無料
販売手数料8〜15%
(カテゴリ別)
2.0〜8.0%
(プランにより異なる)
無料
決済手数料販売手数料に含む月間売上の2.5〜3.5%3.0〜4.48%
ポイント原資なし楽天ポイント 1.0%PayPayポイント 2.5〜16.5%(任意)
出店形態マーケットプレイス型テナント型テナント型

※2026年4月時点の公開情報に基づく。料率はプランやカテゴリによって異なるため、正確な数値は各モールの公式サイトで確認すること。

各モールの特徴と向いている事業者

Amazon:始めやすさと集客力の両立

マーケットプレイス型で、商品を「出品」する形式。初期費用不要で大口プランでも月額4,900円からスタートできる。FBA(フルフィルメント by Amazon)を使えば在庫保管・出荷・カスタマー対応まで丸ごと委託でき、少人数でもEC運営が可能。ただし、同一商品に複数の出品者がいる場合は「カートの取り合い」になるため、オリジナル商品より型番商品の価格競争が激しくなりやすい。

楽天市場:ブランディングと客単価の高さ

テナント型で、モール内に自社の「店舗」を構える形式。月額費用と初期費用のハードルは3モールで最も高いが、その分1店舗あたりの平均売上も高いとされている。楽天ポイント経済圏のユーザーが多く、スーパーSALEやお買い物マラソンなどのイベント集客力が強い。店舗独自のデザインやメルマガ配信でCRM施策が打てる点も特徴。ECのミカタの解説では、楽天市場は特定の店舗よりも商品を目的に探すユーザーが多い傾向があるとされている(ECのミカタ)。

Yahoo!ショッピング:低コストで始めたい場合の選択肢

初期費用・月額費用・販売手数料がすべて無料という独自の料金体系。PayPay経済圏のユーザーにリーチできる。ただし、出店数が3モール中最も多いため競合も多く、広告費をかけないと埋もれやすい。「まず出店してみて、売れるかどうか試したい」というテスト出店に向いている。

その他のモール

Qoo10

韓国系のECモールで、コスメ・ファッション分野に強い。10〜30代の女性ユーザーが多く、メガ割などの大型セールイベントが年に数回開催される。販売手数料は6〜10%(カテゴリ別)。月額費用は無料。

メルカリShops

フリマアプリ「メルカリ」内に出店できるサービス。個人の利用イメージが強いが、法人・個人事業主の出店にも対応している。販売手数料10%、月額無料。メルカリのユーザーベース(月間利用者2,300万人以上)にリーチできるのが最大のメリット。

モール選びで押さえるべき3つのポイント

① トータルコストで比較する

月額料金が安くても、販売手数料やポイント原資、広告費を含めたトータルコストは別の結論になることがある。ジャグーの比較記事でも、出店コストだけでモールを選択すべきではなく、集客力やサポート体制を含めて検討すべきだと指摘されている(ジャグー)。

② 自社の商品ジャンルとの相性を見る

食品なら楽天が強い、型番家電ならAmazon、コスメはQoo10、という傾向がある。自社の商品ジャンルで各モールの売れ筋を事前にリサーチしてから出店先を決めるのが鉄則だ。

③ 複数モール展開を前提に計画する

シッピーノは「ゆくゆくは複数モールに展開することがおすすめ」としており、最初の1モールで運営に慣れてから横展開するのが現実的だと述べている(シッピーノ)。複数モールに展開する場合は受注管理ツールの導入も検討すべきで、「EC向け受注管理ツールおすすめ比較」も参考にしてほしい。

なお、各モールで求められる商品画像のルール(Amazonの白背景必須ルール、楽天のテキスト占有率20%ルールなど)は「ECサイトの商品画像ルールまとめ」に整理してある。出店前に確認しておくと納品後の手戻りを減らせる。

よくある質問

Q. どのECモールに出店するのがおすすめですか?

商品ジャンルや予算によって最適解が変わります。初期費用を抑えたいならYahoo!ショッピング、集客力と物流の省力化を重視するならAmazon、ブランディングと客単価を重視するなら楽天市場が候補になります。

Q. ECモールに出店するのに最低いくらかかりますか?

Yahoo!ショッピングは初期費用・月額費用ともに無料で出店可能です。Amazonは大口プランで月額4,900円+販売手数料8〜15%。楽天市場は初期費用60,000円+月額19,500円〜のプランが必要です。

Q. 複数のECモールに同時出店するのは大変ですか?

受注管理や在庫連動を手動で行うと負荷が大きくなります。ネクストエンジンやGoQSystemなどの受注管理ツールを導入することで、複数モールの注文を一元管理でき、実務的な負荷を大幅に軽減できます。

Q. Amazonの販売手数料はカテゴリによって違うのですか?

はい、商品カテゴリによって8%〜15%の範囲で異なります。例えばAmazonデバイスのアクセサリは45%という例外もあるため、出品する商品のカテゴリ別手数料を事前に確認してください。

Q. ECモールと自社ECサイトはどちらがいいですか?

ECモールは集客力が高い反面、手数料がかかりブランディングに制約があります。自社ECサイトは手数料が低く自由度が高い反面、集客を自力で行う必要があります。まずはモールで売上を作り、安定してから自社ECを並行運用するのが一般的なステップです。

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EC関係の仕事をしています。このサイトは自分が調べたことの備忘録です。Photoshopは少し使えますが苦手で、ちょっとした画像補正はもっぱらスマホアプリ派。アプリで対応しきれない本格的なレタッチはプロに依頼しています。

※この記事は2026年4月時点の公開情報をもとに作成しています。各社のサービス内容や料金は変更される場合があります。最新情報は各社の公式サイトでご確認ください。