ツバサのメモ帳

レタッチとは?
写真の修正・補正の意味と加工との違いを調べた

レタッチとは

レタッチ(retouch)は「re(再び)+ touch(触れる)」が語源で、写真に手を加えて修正・補正する作業の総称だ。キヤノンの用語集では「画像編集ソフトを使って画像の濃度やコントラストを調整する作業」と説明されている。

レタッチ - キヤノンの用語集 personal.canon.jp

具体的にやることは幅広い。Adobeの解説記事では、明るさや色味の調整から不要物の除去、背景の切り抜き、肌の質感調整まで、撮影後に写真の見た目を整える作業の全般をレタッチとして紹介している。IT用語辞典e-Wordsは「ビットマップ画像を対象とする加工処理」と定義しており、JPEG・PNG・TIFF・RAWデータなどが対象になる。

写真のレタッチとは?基本と手順 - Adobe adobe.com レタッチ - IT用語辞典e-Words e-words.jp

なお、英語では retouch は「リタッチ」に近い発音だが、日本の写真業界では「レタッチ」が一般的。美容業界では「リタッチ」(髪の根元染め直し)と使い分けることが多い。

EC実務・撮影で出てくる場面

撮影代行の見積もりで「レタッチ込み」と書いてある

商品撮影を外注すると、見積もりに「撮影+レタッチ」「レタッチ別途」などの記載がある。この場合のレタッチは通常、色補正白抜きリサイズのセットを指している。外注先によって「レタッチ」に含まれる作業範囲が異なるため、見積もり段階で確認しておかないと追加費用が発生することがある。

ECモールの画像規定を満たすために使う

Amazonはメイン画像を「純粋な白背景」にするルールがあり、楽天市場はテキスト占有率20%以下の規定がある。撮影したままの写真ではこれらの規定を満たせないことが多く、背景の白抜きやトリミングといったレタッチ作業が必要になる。

人物写真の肌修正で依頼する

プロフィール写真や就活証明写真では、ニキビ・肌荒れ・目の下のクマなどを自然に整える肌補正が求められることがある。やりすぎると「加工感」が出るため、質感を残しつつ整えるバランスが難しい。富士フイルムのIRODORIでは、レタッチの基本から応用テクニックまで体系的に解説されている。

レタッチの基本と応用テクニック - 富士フイルム IRODORI irodori-x.com

覚えておきたいポイント

レタッチの外注費用は作業内容で大きく変わる。目安として、背景の切り抜きなら1枚39〜1,000円、色補正は1枚500〜1,000円、人物の肌レタッチは1枚1,000〜8,000円が中心だ。ほくろ消し・シミ消しなどパーツ単位で依頼できる低価格サービスもある。「レタッチ」と一口に言っても、切り抜きだけなのか肌修正まで含むのかで金額が大きく変わる。

自分でやるなら、簡単な色補正やトリミングはスマホアプリ(Snapseed、Lightroom Mobile等)で十分。背景の白抜きもRemove.bgで自動処理できる。ただし人物の肌修正や複雑な合成はPhotoshopのスキルが必要で、本業の片手間でやると時間を溶かしやすい。どこまで自分でやり、どこからプロに外注するかの線引きを決めておくと効率が良い。

レタッチと加工の違い

レタッチと加工は、現場では混同されることが多い。東京レタッチのコラムでは「レタッチは現実をより良く見せる作業、コンポジット(合成・加工)は新たな表現を生み出す作業」と整理されている。

レタッチとは何か - 東京レタッチ retouch.tokyo レタッチ外注サービス比較|個人でも依頼できるおすすめの7社 tsubasa-memo.github.io/retouch-services.html
区分 レタッチ 加工(コンポジット)
目的 撮影した写真をより良く見せる 写真にない要素を加えて表現を変える
作業例 色補正・肌修正・不要物除去・白抜き 背景差し替え・人物合成・大幅な変形
元の写真との距離 近い(自然な仕上がり) 遠い(元と大きく異なることもある)

ただし実務では「レタッチ=加工=画像修正=画像編集」と同義で扱われるケースがほとんどで、外注先に依頼するときは「レタッチ」という言葉よりも具体的な作業内容(白抜き、肌修正、色補正など)を伝えた方が確実だ。

ツバサ

ツバサ

EC関係の仕事をしています。このサイトは自分が調べたことの備忘録です。Photoshopは少し使えますが苦手で、ちょっとした画像補正はもっぱらスマホアプリ派。アプリで対応しきれない本格的なレタッチはプロに依頼しています。