こんにちは、ツバサです。
写真のレタッチを外注しようと思って料金を調べると、サービスごとに表記がバラバラで比較しにくいと感じたことはないでしょうか。僕もEC業務で商品画像の修正を外注する際に、相場感がつかめなくて何社も見積もりを取った経験があります。
この記事では、レタッチの外注費用を「加工内容別」に早見表で整理しました。1枚あたりの料金目安だけでなく、ボリュームディスカウントの実際の仕組みや、見積もりで損しないためのチェックポイントもまとめています。
加工内容別の料金早見表
レタッチの料金は、何をどこまでやるかで大きく変わります。以下は、専門サービスやクラウドソーシングを含む複数の情報源をもとにした相場感です。
| 加工内容 | 相場(1枚) | 作業の難易度 |
|---|---|---|
| 色補正・明るさ調整 | 200円〜1,000円 | 低い |
| トリミング・リサイズ | 100円〜500円 | 低い |
| 肌補正(シミ・シワ・ニキビ除去) | 1,000円〜数千円 | 中程度〜高い |
| 不要物の除去(電線、通行人など) | 300円〜2,000円 | 中〜高 |
| 背景の切り抜き(白抜き) | 50円〜500円 | 低〜中 |
| 背景の差し替え・合成 | 1,000円〜5,000円 | 高い |
| 人物のフルレタッチ | 3,000円〜8,000円 | 高い |
| 複数画像の合成(集合写真など) | 2,000円〜10,000円 | 高い |
| 商品画像の影つけ・反射加工 | 300円〜1,000円 | 中程度 |
※ 2026年4月時点の調査に基づく目安です。サービスや画像の状態により変動します。
背景の切り抜きだけなら数十円から対応するサービスもある一方、人物のフルレタッチや複雑な合成になると数千円〜1万円台に跳ね上がります。依頼する前に、自分が必要な加工がどのレベルなのかを把握しておくと、見積もりの妥当性を判断しやすくなります。
なお、肌補正の相場については、フォトグラファーの小川康之氏がnoteで「バストアップ1枚1,500円が標準で、レタッチ箇所の多さや難易度に応じて変動する」と説明しています(参考:note「レタッチ内容、料金」小川康之)。フリーランス個人への依頼では相場観がサービスによって異なるため、複数から見積もりを取るのが確実です。
料金を左右する4つの要素
同じ「肌補正」でもサービスによって料金に差がある理由は、主に次の4つの要素で決まるからです。
1. 作業内容の難易度
小さなシミを1つ消すだけなのか、顔全体をナチュラルに整えるのかで工数がまったく異なります。「肌補正」と一言でいっても、範囲や仕上がりのレベルで料金は変わります。見積もり時には、できるだけ具体的にイメージを伝えましょう。
2. 依頼枚数
単発の少枚数依頼よりも、大量にまとめて依頼したほうが1枚あたりの単価は下がります。ただし、後述するようにボリュームディスカウントが発生するのは大量発注が前提で、数枚〜数十枚程度では単価が変わらないことが多いです。
3. 納期
急ぎの依頼には特急料金が上乗せされるのが一般的です。通常納期(3〜5営業日)であれば標準料金で済むことが多いので、スケジュールに余裕を持って依頼するのがコストダウンの基本です。特急対応の場合、通常料金の1.5〜2倍になるサービスもあります。
4. 用途・納品サイズ
Web用の小さな画像と、大判ポスター用の高解像度画像では、求められる仕上がりの精度が違います。印刷用はピクセル単位の粗が目立つため、より丁寧な作業が必要になり、その分料金が高くなる傾向があります。
ボリュームディスカウントの仕組み
レタッチサービスにはボリュームディスカウントがある場合がありますが、仕組みはサービスによって大きく異なります。注意しておきたいのは、少量依頼(数枚〜数十枚)で単価が段階的に下がるような料金設定はほとんどのサービスで採用されていないという点です。
ボリュームディスカウントが発生するのは一般的に大量発注(1,000枚単位など)が前提です。ECサイトの商品画像のように月間で数百〜数千枚単位の処理が発生する場合に、個別見積もりや専用プランを設けているサービスがあります。
少量依頼の場合の料金の考え方
数枚〜数十枚程度の依頼では、割引を前提にせず各サービスの定価で見積もっておくのが安全です。月額プランや継続利用による割引を用意しているサービスもあるので、定期的に依頼する予定がある場合は事前に確認してみてください。
クラウドソーシング(ランサーズ・ブログ:発注者向けノウハウ)では、複数枚をまとめて依頼する際に出品者と交渉して料金調整できる場合もあります。
外注先のタイプ別コスト比較
依頼先によっても料金の傾向が異なります。レタッチサービスの比較ページでも詳しくまとめていますが、ここでは費用面にフォーカスして比較します。
| 外注先 | 料金の傾向 | 向いているケース |
|---|---|---|
| レタッチ専門サービス | 中程度(料金表が明確) | 品質と料金のバランス重視、大量依頼 |
| クラウドソーシング | 安い〜高い(人による) | 予算を抑えたい、少量の単発依頼 |
| フリーランスに直接依頼 | 中〜高め(スキルに比例) | 特定のテイストにこだわりたい |
| 写真館・スタジオ | やや高い | 撮影込みでの依頼、対面相談したい |
具体的なサービスとしては、リメージ、レタッチインク、グラフィックファクトリー、BELLEFOTOなどが個人でも依頼しやすいサービスです。個人的な経験として、ECの商品画像のように同じパターンの加工を大量に依頼する場合は、専門サービスが結局コスパが良いと感じました。一方で、SNS用のプロフィール写真1枚だけ、といった場合はクラウドソーシングで十分です。
見積もりで損しないためのチェックリスト
レタッチの見積もりを取るとき、以下のポイントを確認しておくと想定外の出費を防げます。
- 基本料金に含まれる作業範囲:色補正だけなのか、肌補正も含むのか
- 修正回数の上限:何回まで無料で修正対応してくれるか
- 追加料金の条件:作業中に難易度が上がった場合の料金変動ルール
- 特急料金の有無と金額:急ぎの場合にいくら追加されるか
- 納品形式の指定:JPEG以外(PNG、PSD、TIFFなど)が必要な場合の追加費用
- キャンセルポリシー:作業開始後のキャンセル時に費用が発生するかどうか
複数社から見積もりを取るのが鉄則
レタッチの料金にはサービスごとに幅があるため、最低2〜3社から見積もりを取って比較するのがおすすめです。その際、同じ画像・同じ加工内容で依頼すると比較しやすくなります。料金だけでなく、対応の丁寧さや納期の正確さも判断材料にしましょう。
料金の詳しい内訳や、費用を抑えるテクニックについてはレタッチ料金の詳細ページにもまとめています。また、コスパ重視で外注先を探している方は安くレタッチを外注する方法もあわせてどうぞ。