物撮りとは
物撮り(ぶつどり)とは、商品や小物などモノを被写体にした撮影のことだ。「ブツ撮り」とカタカナで書くこともある。EC商品画像やカタログ写真の撮影で日常的に使われる用語で、人物撮影やロケ撮影と区別して使う。
物撮りでは被写体が動かないため、三脚でカメラを固定し、ライティングをじっくり追い込めるのが特徴だ。その反面、商品の質感やサイズ感を写真だけで正確に伝える必要があるため、光の当て方や背景の選び方が仕上がりを大きく左右する。
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必要な機材
物撮りに最低限必要な機材は4つ。カメラ(スマホでも可)、三脚、照明(LEDライトまたは窓からの自然光)、背景紙(白)だ。撮影ボックスを使えばこれらがセットになっており、2,000〜10,000円程度で手に入る。
| 機材 | 役割 | 価格の目安 |
|---|---|---|
| カメラ(スマホ可) | 撮影本体 | 0円〜12万円 |
| 三脚 | カメラ固定・ブレ防止 | 2,000〜10,000円 |
| LEDライト | 商品を均一に照らす | 3,000〜15,000円 |
| 背景紙(白) | 白背景を作る | 500〜2,000円 |
| 撮影ボックス(代替案) | 照明+背景のセット | 2,000〜10,000円 |
スマホでの物撮り
白背景の商品写真であればスマホでも十分に撮影できる。撮影ボックスと組み合わせれば照明と背景が確保できるため、一眼カメラに近い仕上がりになる。ただしアクセサリーや宝飾品など細部の質感を見せたい商材は、センサーサイズの大きいミラーレスカメラの方が有利だ。
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物撮りの仕上がりは8割がライティングで決まると言われている。光の方向は斜め前45度が基本で、ディフューザーやトレーシングペーパーで光を柔らかくし、レフ板(白い紙やスチレンボードでも可)で影側を起こす。自然光を使う場合は窓際で、レースのカーテン越しの光が扱いやすい。
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物撮りは「1商品あたり何分かかるか」を把握しておくのが実務では大事だ。セッティングを含めると1商品15分程度が目安で、月間50SKUなら撮影だけで12時間以上かかる計算になる。撮影が追いつかなくなったら外注を検討するタイミングだ。
スマホで始めて不足を感じたらミラーレスカメラに移行する、という段階的な機材投資が現実的だ。いきなりフルサイズ機を買う必要はない。まずは撮影ボックスとスマホで白背景撮影のワークフローを確立するのが先だ。
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