ミラーレスカメラとは
ミラーレスカメラとは、一眼レフカメラに搭載されていた反射鏡(ミラー)とペンタプリズムを省いた構造のレンズ交換式カメラだ。正式には「ミラーレス一眼」「ノンレフレックス」とも呼ばれる。
一眼レフカメラではレンズから入った光をミラーで反射させて光学ファインダーに映すが、ミラーレスではこの機構を持たず、イメージセンサーが直接光を受けて電子ファインダー(EVF)や背面モニターに表示する。ミラーの分だけボディが薄く軽くなるのが最大の特徴だ。
2020年代に入って各メーカーがミラーレスに注力しており、キヤノンはEOS Rシリーズ、ソニーはαシリーズ、ニコンはZシリーズをそれぞれ展開している。一眼レフの新機種開発は事実上止まっており、今後のカメラはミラーレスが主流になる流れだ。
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「一眼レフとミラーレスどっちがいい?」と聞かれる場面
EC業務用にカメラを買う際、上司や同僚から「一眼レフとミラーレスどっちがいい?」と聞かれることがある。2026年現在、新品で買えるレンズ交換式カメラはほぼミラーレスに移行しており、わざわざ一眼レフを選ぶ理由は少ない。中古で安い一眼レフを入手する選択肢もあるが、レンズ資産の将来性を考えるとミラーレスの方が合理的だ。
EC商品撮影で使う場面
ミラーレスカメラはモニター表示で撮影するため、ファインダーを覗かなくても撮影できる。三脚にセットして背面モニターを見ながら商品を入れ替えるスタイルが主流のEC撮影では、ミラーレスの方が作業効率が良い。電子シャッターを使えばシャッター音も出ないため、オフィスでの撮影にも向いている。
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APS-Cのエントリー機であれば、ボディとキットレンズのセットで8〜13万円程度で手に入る。具体的にはCanon EOS R50(約12万円)、Sony α6400(約11万円)、Nikon Z 50II(約13万円)あたりが2026年時点の定番だ。EC商品撮影であればこのクラスで性能は十分足りる。
ミラーレスと一眼レフの違い
| 比較項目 | ミラーレス | 一眼レフ |
|---|---|---|
| ミラー構造 | なし | あり(反射鏡+ペンタプリズム) |
| ファインダー | 電子ビューファインダー(EVF) | 光学ファインダー(OVF) |
| ボディサイズ | 薄型・軽量 | やや大型・重い |
| 静音撮影 | 電子シャッターで無音可能 | ミラー動作音あり |
| バッテリー持ち | やや短い(EVF常時表示のため) | 長い(OVFは電力不要) |
| AF精度 | 像面位相差AF(高精度) | 位相差AF(専用センサー使用) |
| 新機種の開発 | 各社とも積極的に投入 | ほぼ停止(2024年以降新機種なし) |
かつてはAF速度やバッテリー持ちで一眼レフが有利とされていたが、近年のミラーレス機ではこれらの差はほぼ解消されている。特にAFの被写体認識(瞳AF、動物AFなど)はミラーレスの方が進化が著しい。
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これからカメラを買うなら、特別な理由がない限りミラーレスを選ぶのが無難だ。一眼レフの新規開発は各社とも実質的に終了しており、レンズのラインナップもミラーレス用(キヤノンならRFマウント、ソニーならEマウント、ニコンならZマウント)に集中している。
EC商品撮影が主な用途であれば、APS-Cのエントリー機で十分だ。フルサイズが必要になるのは暗い会場でのイベント撮影や、背景ボケを活かしたイメージカット撮影に取り組む場合くらいだ。まずはAPS-Cのセンサーサイズで始めて、不足を感じたらフルサイズに移行するステップが合理的だ。
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