横持ちコストとは
横持ちコストは、商品を自社倉庫から撮影スタジオや検品拠点など別の場所へ移動させるときにかかる物流費のことだ。物流業界では「横持ち」「横持ち輸送」と呼ばれる。
ささげ業務を外注する場合、商品を倉庫から撮影スタジオに送り、撮影後にまた倉庫に戻す往復の配送が発生する。この往復送料が横持ちコストにあたる。撮影代や原稿作成費の見積もりには含まれていないことが多く、実際に請求書を見て初めて気づくケースがある。
オープンロジのささげ業務コスト解説でも、ささげ外注にかかる費用として撮影代とは別に「物流費」が挙げられている。
外 オープンロジのささげ業務コスト解説 service.openlogi.comEC実務で出てくる場面
ささげ外注の損益分岐点を計算するとき、撮影代だけを見て判断すると実態とずれる。たとえば撮影代が1商品2,000円で、60サイズの段ボールに10商品詰めて往復送料が3,000円かかるなら、1商品あたりの実質コストは2,300円になる。
高単価商材(アパレルで販売価格5,000円以上、ジュエリーなど)であれば横持ちコストの影響は相対的に小さい。しかし販売価格1,000円前後の低単価商材では、横持ちが利益を圧迫して外注の採算が合わなくなることがある。
横持ちを避ける方法もある。スクロール360のように、物流倉庫とささげスタジオを同一拠点に持っている代行会社なら、入荷→撮影→保管→出荷がワンストップで完結するため横持ちが発生しない。
外 スクロール360 ec.scroll360.jp覚えておきたいポイント
横持ちコストは「見える費用」と「見えない費用」に分かれる。見える費用は宅配便の送料で、60サイズ1箱あたり片道800〜1,500円程度。見えない費用は梱包作業の人件費と、商品が移動中で販売できない期間(リードタイム)のロスだ。
外注先を選ぶ段階で「商品の受け渡し方法」を必ず確認しておきたい。自社から発送するのか、外注先が集荷に来るのか、倉庫直送ができるのかで横持ちコストは大きく変わる。ささげ外注の損益分岐点を考えた記事では、横持ちを含めた1商品あたりのコスト計算を行っている。
ツ ささげ外注の損益分岐点を考えた tsubasa-memo.github.io/glossary/sasage-outsource-roi.htmlよくある質問
横持ちが発生する物流まわりの用語として、3PLやフルフィルメント、リードタイムもまとめている。
ツ 3PL|物流業務をまるごと外部に委託するサービス tsubasa-memo.github.io/glossary/3pl.html ツ フルフィルメント|受注から配送完了までの物流業務 tsubasa-memo.github.io/glossary/fulfillment.html ツ リードタイム|発注から納品までの日数 tsubasa-memo.github.io/glossary/lead-time.html