こんにちは、ツバサです。
物流外注の見積もりを何社かに依頼したら、提案書に「3PLサービス」と書いてあった。読み方すらわからなかったので調べてみた。「スリーピーエル」と読むらしい。
3PLとは
ひとことで言うと、荷主企業の物流業務を第三者の専門業者にまとめて委託する仕組みのことだ。3PLは「Third Party Logistics(サードパーティロジスティクス)」の略で、日本語では「第三者物流」とも呼ばれる。
日本通運の3PL解説ページによると、ファーストパーティ(荷主)、セカンドパーティ(運送会社)に対して、物流全体を設計・運営する第三者という位置づけになる。単に荷物を運ぶだけでなく、倉庫の管理、在庫の最適化、配送ルートの設計まで包括的に請け負うのが3PLの特徴だ。
3PL事業者には大きく2つのタイプがある。中小企業ビジネス支援サイトJ-Net21の解説がわかりやすかった。
| タイプ | 特徴 | 例 |
|---|---|---|
| アセット型 | 自社で倉庫やトラックを保有 | 大手物流会社が多い |
| ノンアセット型 | 設備を持たず設計・管理に特化 | 物流コンサル系の企業 |
アセット型は設備を持っている分だけ安定感があるけど、ノンアセット型は複数の倉庫・配送業者を組み合わせて最適なプランを提案してくれるメリットがある。
EC実務で出てくる場面
自社倉庫を持たずに物流を回したいとき
ECを始めたばかりの頃は自宅やオフィスの一角で梱包・発送をしていても、商品数や注文数が増えてくると場所も人手も足りなくなる。そのタイミングで3PL業者に相談するケースが多い。SBSロジコムの3PL解説にも、物流業務のアウトソーシング先として3PLが選ばれる背景が書いてあった。
繁忙期の出荷量に対応できないとき
セール期間や年末商戦で注文が急増すると、自社だけでは出荷が追いつかなくなる。3PL業者なら繁忙期に合わせて人員やスペースを柔軟に増やしてくれるので、出荷遅延を防ぎやすい。
複数モールに出店しているとき
楽天・Amazon・Yahoo!ショッピングなど複数のモールに出店していると、注文がバラバラに入ってくる。3PL業者のWMSと各モールを連携させれば、どのモールからの注文でも一つの倉庫からまとめて出荷できるようになる。
覚えておきたいポイント
見積もりの比較は「同じ条件」で
3PLの料金体系は業者ごとにかなり違う。保管料が坪単価のところもあればパレット単位のところもあるし、出荷手数料にピッキング料が含まれるかどうかも異なる。NTTロジスコの用語解説にもあったけど、見積もりを比較するときは「月間○件出荷、商品サイズ○cm、SKU数○点」のように条件を揃えて依頼しないと正確に比べられない。
契約前に倉庫を見学する
料金だけで決めると、倉庫の管理状態が想像と違っていたということがある。国土交通省の物流政策ページでも物流効率化の重要性が触れられているが、実際に倉庫を見学させてもらうのが一番確実だ。温度管理が必要な商品なら、空調設備のチェックも忘れずに。
3PLに任せても「丸投げ」にしない
物流を外注しても、在庫数の確認や出荷状況のモニタリングは自社側でやる必要がある。WMSの管理画面を定期的にチェックして、誤出荷率や出荷リードタイムを把握しておくのが大事だ。