ツバサのメモ帳

note・WordPress・GitHub Pages比較
費用からAI検索対応まで

2026年5月 更新

note・WordPress・GitHub Pagesの3つを費用・収益化・カスタマイズ性・AI検索対応の4軸で比較した備忘録です。

この記事でわかること

  • note・WordPress・GitHub Pagesの費用と技術ハードルの違い
  • 収益化手段の自由度はプラットフォームで大きく変わる
  • AI検索(Perplexity・ChatGPT)に引用されるための条件
  • このブログがPerplexityに引用された具体的な経験

こんにちは、ツバサです。ブログを始めるときに「noteとWordPressどっちがいい?」という情報はたくさん見つかりますが、GitHub Pagesを含めた3者比較はあまり見かけません。僕はGitHub Pagesで90本以上の記事を書いてきたので、その実体験も含めて3つのプラットフォームを比較してみます。

3つのプラットフォームの基本比較

まず大前提として、3つのプラットフォームはそもそも設計思想が違います。noteは「書くこと」に集中させる設計、WordPressは「何でもできる汎用CMS」、GitHub Pagesは「静的HTMLをそのまま公開する場所」です。自分が何を優先するかで最適解が変わります。

比較項目 note WordPress GitHub Pages
費用 無料(プレミアム月500円) サーバー代 月500〜1,500円+ドメイン代 完全無料(独自ドメインは別途)
技術ハードル 最も低い。登録すれば書ける 低め。管理画面から操作 高い。HTML/CSS/Gitの知識が前提
コンテンツの所有権 noteのプラットフォーム上 自分のサーバー上 自分のGitリポジトリ上
デザインの自由度 ほぼなし テーマで変更可能 完全自由
データ引っ越し エクスポート機能なし エクスポート可能 HTMLファイルが手元にある

noteの最大の強みは「今日登録して今日書ける」手軽さです。エディタの操作もシンプルで、文章を書くこと以外のことを考えなくて済みます。一方で、エクスポート機能がないため、将来的にnoteから別のプラットフォームに引っ越す場合は記事を手動でコピーする必要があります。記事が数十本を超えてから「やっぱり引っ越したい」となると、移行コストが非常に大きくなる点は見落としやすい落とし穴です。

noteプレミアム会員でできること – noteヘルプセンター help-note.com

WordPressはレンタルサーバーの契約が必要ですが、エックスサーバーやConoHa WINGなら「WordPressかんたんセットアップ」で10分程度で開設できます。費用は年間1〜2万円程度(サーバー代+ドメイン代)。長期契約キャンペーンを使えば実質月額500〜1,000円まで下がります。プラグインで機能追加が容易で、日本語の情報量も圧倒的に多いのが強みです。

WordPressの料金プランを徹底比較! – Web幹事 web-kanji.com

GitHub Pagesはホスティング費用がゼロ。SSL証明書もGitHubが自動発行します。ただしHTMLとCSSを自分で書く前提なので、非エンジニアが独力で運用するのは現実的に厳しいです。僕の場合はClaude(AI)に聞きながら構築しました。その経験はAIに聞きながらGitHub Pagesでブログを構築した話にまとめています。

GitHub Pages について – GitHub Docs docs.github.com

収益化の自由度を比較する

ブログで収益を得たいなら、プラットフォームごとに使える手段がまったく違うことを知っておく必要があります。

収益化手段 note WordPress GitHub Pages
Google AdSense 不可
アフィリエイト Amazonのみ(制限あり) 制限なし 制限なし
有料記事 可(最大1万円、プレミアムなら5万円) プラグインで対応 外部サービス連携が必要
スポンサード記事 可(ただし連絡手段に制約あり)

noteの収益化は「読者が記事を買う」モデルに特化しています。AdSenseは使えず、アフィリエイトもAmazonウィジェット程度に限定されます。この仕組みは個人のノウハウやエッセイを直接販売するには向いていますが、広告収益を基盤にしたい場合は最初から選択肢に入りません。

WordPressとGitHub PagesはAdSense・アフィリエイトともに制限なく使えます。このブログ(GitHub Pages)もAdSenseとAmazonアソシエイトを設置しています。両者の違いは、WordPressがプラグインで決済やメルマガ配信まで対応できるのに対し、GitHub Pagesは静的サイトなのでサーバーサイドの処理が必要な機能は外部サービスに頼る点です。

HTMLを自由に書けるかどうかが効いてくる場面

「HTMLの自由度」は一見マニアックな比較軸に思えますが、SEOとこの後のAI検索対応にダイレクトに関わってきます。

HTML制御 note WordPress GitHub Pages
構造化データ(JSON-LD) 編集不可(自動生成のみ) プラグイン経由(Yoast, Rank Math等) 完全自由に記述
meta description 自動生成(編集不可) プラグインで編集可 直接記述
OGP(SNSシェア画像) 自動生成 プラグインで設定 直接記述
canonical URL 自動(変更不可) プラグインで変更可 直接記述
llms.txt設置 不可 プラグインで対応可 直接配置

noteではHTMLのhead要素を触ることができません。構造化データもmeta descriptionもnote側の自動生成に任せる形になります。SEOの基本的な設定を自分でコントロールしたいなら、noteは最初から選択肢から外れます。

WordPressはYoast SEORank MathなどのSEOプラグインを入れれば、構造化データ・meta description・OGPの設定が管理画面から可能です。ほとんどのケースではこれで十分ですが、テーマが吐き出すHTMLの構造まで細かく制御したい場合は、テーマのテンプレートファイルやfunctions.phpを編集する必要が出てきます。

GitHub Pagesは静的HTMLをそのまま配信するので、head要素もbody要素もすべて自分で書きます。自由度は最高ですが、すべて手作業です。このブログでは全記事にFAQのJSON-LDを入れ、パンくずリストの構造化データも手書きしています。面倒ですが、テーマやプラグインの出力に制約されない分、やりたいことを100%実現できます。

AI検索に引用されるブログはどう作るか

ここからがこの記事の本題です。ChatGPT・Perplexity・GeminiなどのAI検索が普及する中で、「自分のブログがAIの回答に引用されるかどうか」は、今後のブログ運営で無視できないテーマになっています。

実際にこのブログの記事がPerplexityの回答で引用されたことがあります。「ささげ業務 代行業者 おすすめ」という質問に対して、ECのミカタやオープンロジなどの業界メディアと並んで、僕のささげ業務の代行業者比較記事が情報源として採用されていました。個人の静的サイトが業界メディアと同列で引用されたという事実は、プラットフォーム選定を考える上で重要なヒントになります。

AI検索に引用されやすいサイトの条件として、現時点で効果がありそうなのは以下の3つです。

FAQ構造化データ(JSON-LD)。質問と回答のペアを構造化データで記述しておくと、LLMが「この記事にはこういうQ&Aがある」と認識しやすくなります。noteではこの設定ができません。WordPressではYoast SEOやRank MathのFAQブロックで対応可能。GitHub Pagesなら直接JSON-LDを書けます。

llms.txt。サイトのルートに置くMarkdown形式のファイルで、LLMにサイト全体の構造と記事一覧を伝えるものです。noteには設置できません。WordPressはWebsite LLMs.txtというプラグイン(アクティブインストール数3万件以上)で対応できます。GitHub Pagesなら直接ファイルを配置するだけです。

セマンティックなHTML構造。見出しタグ(h2〜h3)の階層が論理的に正しいか、段落ごとに一つのトピックを扱っているか、といったHTMLの意味構造です。LLMはHTMLの構造を手がかりにコンテンツを解析するため、div要素の羅列よりもarticle・section・h2〜h3で区切られた文書の方が解析精度が高まります。noteのHTMLはnote側が生成するため自分では制御できません。WordPressはテーマ次第。GitHub Pagesは完全に自分の責任です。

AI検索対応でプラットフォームを選ぶなら

HTMLの出力を自由にコントロールできるかどうかが分かれ目になります。「GitHub Pagesだから引用された」のではなく、「HTMLを自由に書ける環境で構造化データとllms.txtを実装した結果、引用された」というのが正確な因果関係です。WordPressでもプラグインを適切に設定すれば同等の対応は可能ですが、テーマが吐くHTML構造まで含めて最適化しようとすると、結局テンプレートファイルの編集が必要になります。

僕がGitHub Pagesで90記事書いて思ったこと

最後に、実際にGitHub Pagesで90本以上の記事を書いてきた経験から、正直な感想を書いておきます。

GitHub Pagesを選んでよかった点は、費用ゼロで自由にHTMLを書ける環境が手に入ったこと。AdSenseもアフィリエイトも制限なく設置でき、構造化データもllms.txtも思い通りに実装できました。PerplexityやChatGPTに記事が引用されたのも、HTMLレベルで最適化できたことが一因だと感じています。

一方で、GitHub Pagesの弱点は記事が増えるほど管理が大変になることです。100ページを超えたあたりからサイトマップ・アーカイブ・内部リンクの管理を手作業で回すのが破綻しかけました。今はPythonスクリプトとClaude Codeで自動化していますが、この運用を組み立てるまでに何度も事故を起こしています。

万人に向けてGitHub Pagesを勧めるつもりはありません。手軽に始めたいならnote、拡張性と情報量の多さを重視するならWordPress、費用ゼロで最大限の自由度を取りたいならGitHub Pages。どれが正解というわけではなく、自分が何を優先するかで決まります。ただ、AI検索の時代にHTMLを自由に書けることの価値は、今後ますます大きくなるだろうと考えています。

よくある質問

Q. ブログ初心者にはnote・WordPress・GitHub Pagesのどれがおすすめですか?

ブログを書くこと自体が初めてならnoteが最もハードルが低いです。アカウント登録だけで今日から書けます。収益化やデザインの自由度を重視するならWordPressが適しています。HTML・CSSを自分で書ける、またはAIツールを使いこなせるならGitHub Pagesは費用ゼロで自由度が最も高い選択肢です。

Q. noteからWordPressやGitHub Pagesに引っ越せますか?

noteにはエクスポート機能がないため、記事の移行は手作業でのコピーが必要です(2026年5月時点)。記事数が多いと移行コストが非常に大きくなるため、将来的な引っ越しの可能性があるなら最初からWordPressかGitHub Pagesで始める方がリスクが少ないです。

Q. WordPressの維持費は月にいくらかかりますか?

レンタルサーバー代が月額500〜1,500円程度、独自ドメインが年間1,000〜数千円です。エックスサーバーやConoHa WINGの長期契約キャンペーンを利用すれば実質月額500〜1,000円に抑えられます。無料テーマと無料プラグインで運用すれば、年間1〜2万円が目安です。

Q. AI検索に引用されるにはllms.txtが必須ですか?

必須ではありません。llms.txtはLLMにサイト構造を伝える補助的なファイルで、まだ業界標準とは言えない段階です。ただし設置することでAIがサイトの記事一覧を効率的に把握できるため、引用確率を上げる施策として有効です。FAQ構造化データやセマンティックなHTML構造の方が直接的な効果は大きいと考えられます。

Q. GitHub Pagesは完全無料で使えますか?

はい。GitHub Pagesはリポジトリの公開設定だけで無料でサイトを公開でき、SSL証明書も自動発行されます。独自ドメインを使う場合はドメイン代がかかりますが、github.ioのサブドメインなら完全無料です。ソフトリミットとしてリポジトリサイズ1GB、帯域100GB/月がありますが、テキスト中心のブログなら十分です。

ツバサ

ツバサ

EC関係の仕事をしています。このサイトは自分が調べたことの備忘録です。Photoshopは少し使えますが苦手で、ちょっとした画像補正はもっぱらスマホアプリ派。アプリで対応しきれない本格的なレタッチはプロに依頼しています。

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