副業を始めたくて、いろいろ調べているツバサです。
「パソコン1台でできる副業」を探していると、よく出てくるのが動画編集と写真レタッチ(レタッチャー)。どっちもクリエイティブ系の仕事で、在宅でもできそう。でも実際、稼げるのはどっちなんだろう? スクールに通うならいくらかかる? AIが進化したらどうなるの?
気になったので、スクール費用、求人の状況、AIの影響の3点で比較してみました。
まずは全体比較
調べた結果をざっくり表にしてみました。
| 動画編集 | レタッチャー | |
|---|---|---|
| スクール費用 | 20〜35万円が相場(副業コース) | 体系的なスクールは少数。Udemy等で数千円〜 |
| 学習期間 | 3〜6ヶ月で案件獲得を目指す | Photoshopの習得に加え、実践経験が必要 |
| 副業案件の多さ | 多い(YouTube・SNS中心) | 少なめ(正社員求人が中心) |
| 初心者の月収目安 | 月5〜10万円(月20本程度) | 時給1,200円〜(アルバイト案件) |
| AIの影響 | 単純編集は自動化。企画力で差別化 | 効率化ツールとして活用。判断力が必要 |
| 将来性 | 動画市場は急成長中 | 専門性が高く、スキルの積み上げが効く |
スクール費用を比較してみた
動画編集スクール:20万〜35万円が相場
動画編集を副業として学べるスクールは本当にたくさんあります。調べてみた主なスクールはこんな感じでした。
| スクール名 | 費用の目安 | 特徴 |
|---|---|---|
| STUDIO US | 55,000円〜 | オンライン完結。動画制作を実践的に学べる |
| デジハク | 約20万円〜 | 副業・フリーランス特化。案件獲得サポートあり |
| ヒューマンアカデミー | 月5,200円〜 | 大手の安心感。通学・オンライン選べる |
| デジタルハリウッド STUDIO by LIG | 約30万円〜 | Web制作会社LIGが運営。現場視点のカリキュラム |
| ChapterTwo | 約30万円〜 | 営業スキルも学べる。案件紹介制度あり |
副業向けのコースだと20万〜35万円の価格帯が多いです。STUDIO USのように5万円台からあるものもありますが、サポートの手厚さやカリキュラムの充実度は価格に比例する印象です。
レタッチスクール:体系的なスクールが少ない
一方、レタッチャーを目指すための「体系的なスクール」って、調べてみると驚くほど少ないんです。
Photoshopの使い方を教える講座はたくさんありますが、「レタッチャーとして副業で稼ぐ」ことに特化したカリキュラムはほとんど見当たりません。学ぶ手段として見つかったのはこんな感じです。
Udemyのオンライン講座(数千円〜2万円程度)、ストアカの単発ワークショップ(数千円〜)、ソフトキャンパスなどのPCスクールでのPhotoshopマンツーマン講座、YouTubeの無料チュートリアルなど。
稼げるのはどっち? 求人とデータで比較
動画編集:案件豊富、単価も明確
動画編集の副業案件は、YouTube・SNS関連を中心にかなりの数があります。案件の種類と単価の目安をまとめてみました。
| 案件の種類 | 単価の目安 |
|---|---|
| YouTube動画の編集 | 1本 3,000〜15,000円(初心者は5,000円前後) |
| SNSショート動画 | 1本 1,000〜3,000円 |
| 切り抜き動画 | 1本 1,500〜5,000円 |
| ウェディング動画 | 1本 20,000〜100,000円 |
| 企業PR動画 | 1本 100,000円〜数十万円 |
YouTubeの編集案件を1本5,000円として月20本こなすと、月収10万円。初心者でも月5〜10万円くらいは現実的に狙える水準です。クラウドワークスやランサーズなどのクラウドソーシングサイトで案件を見ると、動画編集の募集は常にたくさんあります。
また、動画市場自体が急成長中です。AI動画生成市場だけで見ても、2024年の約5,300億円規模から2032年には約2兆5,600億円へと大きく拡大するとの予測もあります。
レタッチャー:専門性は高いが、副業案件は少なめ
レタッチャーの求人を調べてみると、Indeedや求人ボックスに出ているのは正社員や契約社員としての募集が中心です。
2026年2月時点で、Indeedで「レタッチ 在宅」で検索すると約170件以上がヒット。求人ボックスでも約550件の関連求人がありました。ただ、これらの多くは正社員・契約社員の求人で、1件いくらの副業案件は見つけにくい印象です。
一方で、ココナラやクラウドワークスなどのクラウドソーシングを見ると、写真レタッチの出品や案件はけっこうあります。ただ、動画編集のように「未経験OK・マニュアル付き」みたいな案件はほぼなくて、ある程度のPhotoshopスキルが前提になっている印象です。
正社員として働いた場合の年収は、広告写真のレタッチャーで400万〜800万円程度。アルバイトでは時給1,200円〜くらいの案件もあります。
AIで楽できそうなのはどっち?
これが一番気になっていたところ。AIの進化でどっちの仕事がラクになるのか、あるいは仕事がなくなるのか。
動画編集×AI:単純作業は自動化が進行中
動画編集のAI化は、すでにかなり進んでいるみたい。
たとえばDescriptは文字起こしとテロップ作成を自動でやってくれるし、Runwayはテキストから動画を生成できる。Adobe Premiere Proにも自動カット編集やカラーグレーディングのAI機能が搭載されています。
つまり、テロップを入れる、不要な間をカットする、色味を調整するといった「単純作業」はAIがどんどんやってくれるようになっているみたいです。
じゃあ動画編集者はいらなくなるのかというと、そうでもない。「どんな構成にするか」「どんな演出にするか」「クライアントの要望をどう形にするか」といった企画力・ディレクション力は、まだAIには難しい領域です。
レタッチ×AI:作業効率は劇的に向上
レタッチの世界でも、AIの影響はかなり大きいです。
Evoto AIやVanceAI、Luminar NeoといったAIレタッチツールを使えば、肌補正や色調整、背景処理などを数秒で完了できるようになっています。さらに驚いたのがImagen AI(イマジンAI)というツール。これはAdobe Lightroom Classic向けのAI編集ツールで、自分の過去の編集データを学習させると「自分の編集スタイル」を再現してくれるらしいです。プリセットと違って、1枚ずつ露出や色温度をAIが個別に判断してくれるとのこと。結婚式やイベントで数千枚撮るようなプロカメラマンが、選別から露出合わせまでを一気に自動化できるイメージですね。公式サイトでは編集時間を最大96%短縮できるとうたっています(※ベンダー側の主張なので割り引いて見たほうがいいかもですが)。仮にそこまでいかなくても、手作業でやっていたレタッチがかなり短縮されるのは間違いなさそうです。
ただし、これも「全自動で何でもOK」というわけではありません。クライアントが「もう少しナチュラルに」「この部分だけ強調して」と言ったときに、その微妙なニュアンスをAIに的確に指示するのは人間の仕事。プロの判断力とクライアントの意図を汲む力は、まだまだ人間にしかできない部分も残ってるらしいです。その部分もちゃんとスキルを身につけないとレタッチャーにはなれないですよね...。
結局どっちがAIに強い?
| 動画編集 | レタッチ | |
|---|---|---|
| AIで自動化される作業 | テロップ生成、カット編集、カラーグレーディング | 肌補正、色調整、背景処理、ノイズ除去 |
| AIでは代替しにくい部分 | 企画・構成力、演出、ディレクション | 仕上げの判断、クライアント対応、品質管理 |
| AIの恩恵 | 作業スピードが上がり、効率化できる | 作業時間を大幅削減、大量処理が可能に |
| 注意すべき点 | 単純編集だけだと単価が下がるリスク | AIツールの操作スキルが新たに必要 |
じゃあ結局、どっちがいいの?
調べてみた結論としては、「目的による」としか言えないんですが、ざっくりこんな感じかなと。
動画編集が向いている人
すぐに副業で稼ぎたい方、案件数が多い市場で安定して仕事を取りたい方、投資してでもスクールでしっかり学びたい方に向いていると感じました。動画編集はスクール→案件獲得というルートが整備されていて、月5〜10万円の副収入を得やすい環境です。
レタッチャーが向いている人
写真が好きで、こだわりの強い作業が苦にならない方、長期的にスキルを積み上げてキャリアにしたい方、独学で学べる方に向いています。副業というよりも、将来的に正社員やフリーランスとして本業にできるポテンシャルがあります。年収で見ると広告写真のレタッチャーは400万〜800万円も狙えるので、スキルが身につけば高収入が期待できます。
調べていて気になったこと
まとめ
動画編集とレタッチャー、副業で始めるならどっちがいいかを調べてみた結果をまとめると、こうなりました。
すぐに稼ぎたいなら動画編集。スクールが充実していて学びやすく、案件数も多い。初心者でも月5〜10万円を目指せる。
じっくりスキルを磨きたいならレタッチ。体系的なスクールは少なく独学が中心だが、専門性を高めれば高収入のキャリアにつながる。
AI時代の生き残り方はどちらも同じ。「AIに仕事を奪われる」のではなく、「AIを使いこなして差別化する」人が活躍する時代。
どちらを選ぶにしても、まずは小さく始めてみるのが一番だと思います。動画編集ならYouTubeの編集を1本やってみる、レタッチなら友人の写真を加工してみる、そんなところからスタートするのがいいのかなと。