ツバサのメモ帳
レタッチした商品写真を印刷したら色が変わった

レタッチした商品写真を印刷したら色が変わった
インクの色はCMYK、モニターはRGB

こんにちは、ツバサです。

ECサイト用にレタッチした商品画像を、店舗のチラシにも使いたいと言われて、そのまま店舗担当者に渡したことがあります。数日後、刷り上がったチラシを見せてもらったら、モニターでは鮮やかだったブルーのTシャツが、別物みたいにくすんだ青になっていました。

結論から言うと、これは印刷会社のミスでも、データの破損でもありません。モニターは光で色を作り、印刷はインクで色を作ります。モニターとインクでは色の作り方が違うので、モニターで見えている色と印刷物の色は一致しません。この仕組みの違いのせいで、モニターに映る色の一部は、通常のCMYK印刷では再現できません。鮮やかな青がくすむのは、事故ではなく仕様に近い現象でした。

仕組みを知ってからは入稿前に確認すべきポイントも見えてきたので、調べた内容を備忘録としてまとめておきます。

この記事でわかること

  • モニターと印刷物で色が変わる根本的な理由(RGBとCMYKの違い)
  • CMYKのインクで再現しにくい色の具体例
  • 特色インキ(DIC・PANTONE)が何のためにあるのか
  • 総インキ量(TAC)という上限と、濃い写真データが起こすトラブル
  • 紙の種類によってTACの上限が変わる理由
  • 総インキ量を超えたときに自分で直そうとすると何が起こるか
  • 入稿前にEC担当者レベルでもできる確認ポイント
  • 「インク」と「インキ」という表記の違い

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モニターの色は光、印刷の色はインク|RGBとCMYKの根本的な違い

まず前提から整理します。モニターは、赤(R)・緑(G)・青(B)の3色の光を重ねて色を作っています。この方式がRGB(アールジービー)です。光は重ねるほど明るくなり、3色すべてを最大で重ねると白になります。一方、紙は自分では光りません。印刷物は、シアン(C)・マゼンタ(M)・イエロー(Y)のインクが光の一部を吸収し、残りを反射することで色を見せています。インクは重ねるほど暗くなります。この方式がCMYK(シーエムワイケー)です。

光を足していくRGBと、インクで光を引いていくCMYK。出発点が正反対なので、作れる色の範囲も同じにはなりません。ここが「モニターと印刷物で色が変わる」現象の根っこでした。

項目モニター印刷物
色のもと光(画面が自ら発光する)インク(紙が光を反射する)
三原色R・G・BC・M・Y(+K)
色を重ねると明るくなり、白に近づく暗くなり、黒に近づく
カラーモードRGBCMYK

CMYの3色に黒(K)が足されている理由も、調べて初めて知りました。同人誌印刷のスターブックスの解説によると、理想的なCMYの3色なら理論上は黒も生成できるものの、実際のインクを3色重ねても完全な黒にはならないため、黒のインクを別に用意してCMYKにしているそうです(出典:印刷における「CMYK」と「RGB」の色表現(STARBOOKS BLOG))。ちなみにKは、一般的にはKey plate(キープレート)の略とされています。理屈どおりにいかないところに、インクという物質の生々しさを感じます。

ちなみに、ここまで「インク」と書いてきましたが、印刷の世界では「インキ」という表記もよく出てきます。イセン印刷のブログでは、両者に特筆する違いはなく、印刷業界ではインキと呼ばれることが多いと説明されています(出典:印刷のもうひとつの主役!インキについて(イセン印刷))。素材データベースを運営するCrowdChemのコラムも、「インク」は英語のink、「インキ」はオランダ語のinktに由来するという説が有力で、指しているものは同じだとしています(出典:インクとは何か?インキとの違い(CrowdChem))。この記事では、なじみのある「インク」を基本にしつつ、印刷用語として定着している「特色インキ」「総インキ量」はそのままの表記で書きます。

CMYKのインクで再現できない色がある|鮮やかな青や蛍光色がくすむ理由

モニターのRGBが表現できる色の範囲と、印刷のCMYKが表現できる範囲は、きれいに重なっていません。印刷会社のコラム「CMYKとRGBの違いは?」でも、CMYKのカラー印刷で表現できる色は限られるため、鮮やかな色を使いたい場合は表現可能な範囲を確認することが大切だと説明されています(出典:CMYKとRGBの違いは?変換方法や印刷のトラブルを防ぐコツも解説)。

とくに苦手なのが、モニターで映えるビビッドな色です。鮮やかなブルーや青紫、目に刺さるような緑、蛍光ピンクのようなネオン系の色は、CMYKに変換すると多くの場合彩度が落ちます。金や銀のメタリックな輝きも、金属光沢を持たない通常のCMYKインキでは再現できません。

誤解しやすいところですが、これは主にCMYKという色域の制約が原因で、印刷会社の技術だけでは解決できません。プロファイルや印刷機、用紙の違いで仕上がりに差は出ますが、一般的なCMYK印刷では同じ傾向の変化が起こります。発注する側が「CMYK4色のインクでは出ない色がある」と知っておくことに意味があります。

レタッチしたデータとインクで出せる色の範囲は別物

ECの商品画像は、実物の色をできるだけ正確に見せることを目的にレタッチされます。実物と違う色に見せてしまうと、届いた商品と色が違うという問い合わせにつながるからです。

ただし、モニターで実物どおりに見えている色でも、インクで再現できる範囲の外にあれば印刷ではその色が出ません。レタッチをどれだけ丁寧にやっても、インクで出せる色の範囲は変わりません。僕が渡した画像で刷ったチラシの青がくすんだのも、レタッチの良し悪しではなく、この範囲の問題でした。

アパレルECのカラーバリエーションと印刷の落差

アパレルを扱っていると、この問題はもう少し根が深くなります。たとえばネイビー・ブラック・チャコールの3色展開は、モニター上ではRGBの微妙な差で区別がつきます。印刷は表現できる明暗の幅がモニターより狭いため、暗い色同士の差が出しにくく、カタログの写真ではどれがネイビーでどれがブラックか見分けがつきにくくなることがあります。

生地の質感も印刷で消えやすい要素です。サテンやエナメル素材の光沢は、明るい部分と暗い部分の差で表現されます。これはモニターでも印刷物でも変わりません。違うのは、モニターが自ら光るのに対して、印刷物は部屋の明かりを反射して見せる点です。出せる明暗の幅に限りがあるため、レタッチで質感を正確に出していても、インクと紙では同じ輝きになりません。

アパレルECでは、シーズンカタログや展示会用のルックブックを印刷する場面が定期的にあります。そのたびにEC用の画像をそのまま流用するか、印刷用に別途データを作るかという判断が出てきます。全SKU分の画像を印刷用に作り直す工数はかけられないので、「ECの画像をCMYKに変換して入稿し、色味の落差は許容範囲かを確認する」のが現実的な落としどころでした。

CMYKで出せない色は特色インキで刷る|DIC・PANTONEの色見本帳

では、CMYKで再現できない色をどうしても印刷で使いたい場合はどうするのか。ここで出てくるのが特色インキ(スポットカラー)です。TOPPANインフォメディアのラベル印刷の解説では、CMYKの掛け合わせで再現できない色やコーポレートカラーを使いたい場合に特色を使用し、発色が良く見当ズレがない利点がある一方で、CMYKよりコストがかかると説明されています(出典:印刷入稿データの作り方③:色(TOPPANインフォメディア))。

特色は、あらかじめ目的の色に練り合わせた専用のインクで刷る方式です。色の指定には、DICやPANTONEといった色見本帳の番号を使います。前出のコラムでも、刷り色の指示にはDIC・PANTONE・toyoなどの色見本帳を使うのが理想とされていました。企業ロゴの「あの赤」のように、ズレが許されないブランドカラーはこの仕組みで守られています。

ただし、特色はロゴや背景の地色のように、一色で塗る部分に使う方式です。写真は網点でCMYKを重ねて表現するため、商品写真の色を特色で置き換えることは通常しません。EC担当者が画像を渡す先のチラシやカタログも、写真の部分は通常のCMYK4色で刷られます。特色は版が増える分だけ費用も上がるので、「くすむなら特色にすればいい」と選べるものではありません。存在と使いどころを知っておく、くらいの距離感でよさそうです。

総インキ量(TAC)の上限|濃い写真データが印刷トラブルになる理由

色の範囲と並んで、調べていて初めて知ったのが「総インキ量」です。印刷通販のP'Sネットワークの解説によると、総インキ量とは1カ所に重ね合わされたCMYKのインク量の合計のことで、各色100%ずつ重ねると最大400%になりますが、総インキ量が高いとインクが乾きにくくなり、裏移りや汚れの原因になるため、一定以下に収める必要があるとのことです(出典:総インキ量(P'Sネットワーク))。

調べてみると、この上限値は印刷会社や用紙によって違いました。ラクスルは総インキ量を300%以内に収める調整方法を案内しています(出典:総インキ量(ラクスル ご利用ガイド))。サロンプリントは、総インキ量が320%を超えると印刷が不安定になるため修正が必要としています(出典:データ作成時のご注意点(サロンプリント))。印刷通販のWAVEは用紙別に、コート紙などは合計350%以内、マット系用紙や上質紙は310%以内という基準を示しています(出典:濃度オーバーにご注意ください(WAVE))。

なぜ紙の種類でTACの上限が変わるのか

上限値が印刷会社ごとに違うだけでなく、同じ印刷会社でも用紙によって変わる理由は、紙のインク吸収特性にあります。印刷用紙は大きく塗工紙(コート紙・マットコート紙・アート紙など)と非塗工紙(上質紙・中質紙)に分かれます。富士フイルムBIの解説では、塗工紙は原紙に塗料を塗ることで表面の凹凸がなくなり、塗料がインキを吸収するのできれいに印刷できると説明されています(出典:かみの基礎講座:紙もお化粧で変わります 〜塗工紙〜(富士フイルムビジネスイノベーション))。塗工紙はコート層のおかげでインクが表面に留まりやすく、比較的多くのインクを載せられます。非塗工紙は繊維がむき出しなのでインクが紙に浸透しやすく、乾きが遅い分だけ裏移りのリスクが高くなります。ある印刷会社のブログでも、裏移りの発生しやすさは「上質>マット>コート紙」の順で、上質紙のほうが多いと書かれていました(出典:印刷トラブルの一つ、「裏移り」の原因と対策(印刷編))。TAC上限の差は、この紙の特性の差から来ています。

Photoshopでよく見る「Japan Color 2001 Coated」「Japan Color 2001 Uncoated」というプロファイルの名前も、この用紙の違いを反映しています。WAVEのPhotoshopカラー設定の解説では、Japan Color 2001 Coatedはコート紙をターゲットとしており、R0/G0/B0をCMYK変換するとインキの総量が350%になる一方で、マットコート紙や上質紙にはインキの総量が310%に抑えられたJapan Color 2001 Uncoatedを選択するよう案内されています(出典:Photoshopのアプリケーションカラー設定(WAVE))。

よく「新聞は240〜250%、雑誌は320%」と媒体名で語られますが、これは紙の種類から自動的に決まった数字ではありません。DTP・印刷用語集の解説では、総インキ量の限界値は新聞では250%(朝日新聞・読売新聞・毎日新聞・産経新聞)、雑誌広告では320%(雑誌広告デジタル送稿推進協議会)、一般商業印刷では300〜360%とされています(出典:総インキ量・総網点量・TAC値 の意味・解説(DTP・印刷用語集))。新聞各社の240〜250%は、新聞用紙がインクを吸いやすく裏移りしやすい特性を踏まえた入稿基準であり、雑誌広告の320%はJMPA(雑誌広告デジタル送稿推進協議会)が送稿ルールとして一律に定めたものです。雑誌の本文ページに使われる紙はコート紙・マットコート紙・微塗工紙と1誌の中でも複数あります。チラシに使うコート紙と雑誌広告に使うコート紙が同じTAC上限とも限りません。数字を暗記するより、入稿先のガイドを確認する習慣のほうが役に立ちます。

EC実務でこれを踏みやすいのが、暗い写真です。黒背景の商品写真や夜のイメージカットをCMYKに変換すると、暗い部分は4色すべての値が高くなりやすく、総インキ量が上限を超えやすくなります。モニターでは普通に見えているデータが入稿チェックで引っかかったときは、たいていここが原因でした。

総インキ量を超えていたら自分で直すべきか

では上限を超えていた場合、どう直すか。浅野製版所のコラムでは、全体のインク総量を一律に落とすと色味が浅くなり、TAC値超過部分だけ修正すると最暗部の締まりが弱くなって全体の印象が落ちてしまうケースがあると指摘されています(出典:印刷におけるレタッチ・色調補正とは?(浅野製版所))。レタッチャーの村上良日氏も、TAC値を落とすためだけにPhotoshopでプロファイルを変換すると、モニター上では色があまり変わって見えないのにCMYK値は大きく変わっていて、印刷するまで色が狂ったことに気付けなくなるリスクがあるとし、印刷仕様の確認は制作の最初にやるべきだと書いています(出典:総インキ量(TAC値)を落とすためだけにJapan Color 2001 Uncoatedを使ってはいけない理由(やもめも))。

EC担当者がPhotoshopのスライダーを動かして機械的にTAC値を下げると、色が死にます。総インキ量の上限を守りながら見た目の印象を維持する色調補正は、印刷側のプロの仕事です。僕たちにできるのは、超えているかどうかをPhotoshopの情報パネルで確認し、超えていたら「このまま入稿して大丈夫ですか」と印刷会社に問い合わせること。自分で無理に直そうとするより、最初に印刷会社の入稿ガイドを確認し、仕様を聞くほうが安全だと思います。

黒ベタと文字の組み合わせに注意

黒をCMYK4色すべてで作る「リッチブラック」を細い文字や線に使うと、オフセット印刷では、わずかな版ズレでにじんで読みにくくなることがあります。サロンプリントのガイドでも、文字や線にはK100%のみを指定するよう案内されています。リッチブラックの上に小さな白抜き文字を置くと、つぶれて見えなくなる場合があるという注意もありました。黒背景に白抜き文字のPOPを作るときは、黒の作り方に気をつけてください。

入稿前に僕レベルでもできる対策|カラーモードの確認と色校正

仕組みがわかったところで、Photoshopが得意ではない僕でもできる対策を4つに絞りました。

入稿ガイドを最初に読む

対応しているカラーモード(RGB入稿の可否)、推奨されるカラー設定、総インキ量の上限は、印刷会社のデータ作成ガイドにまとまっています。WAVEのガイドのように「Japan Color 2001 Coated」といったカラー設定の名前まで指定されている場合もあるので、データを作り始める前に一度目を通しておくと手戻りが減ります。

RGBのまま入稿した場合の扱いを確認する

CMYKデータでの入稿を必須にしている会社もあれば、RGBのまま受け付けて印刷会社側で変換してくれる会社もあります。自動変換に任せると、どの色がどうくすむかを自分の目で確かめられません。急ぎでなければ、CMYKに変換したデータを自分で確認してから入稿するほうが安心です。

重要な色は色校正で実物確認する

色校正は、本番の印刷前に色味がイメージどおりかを確かめる工程です。前出の「CMYKとRGBの違いは?」でも、大量に印刷した後で色味の違いが発覚すると刷り直しのコストと時間がかかるため、本格的な印刷の前に色校正を行うことが勧められています。商品パッケージや大部数のカタログなど、失敗できない案件ほど価値のある工程です。

鮮やかな色に頼ったデザインを流用しない

鮮やかな色やネオン系の配色を使ったデザインは、印刷でいちばん落差が出ます。印刷物に流用するときは「この鮮やかさは出ない前提」で全体を見直すか、くすんでも成立する配色に寄せておくと、刷り上がりを見たときのガッカリが減ります。

最後にひとつ注意点です。CMYKに変換しておけばモニターと同じ色で刷れる、というわけではありません。変換はあくまで印刷で再現できる範囲に色を収める処理で、モニターの色と一致させる処理ではないからです。モニター側にも個体差や設定差があるので、最終的な色の確認は紙の上でする、と割り切るのが現実的だと思います。

FAQ

Q. インクとインキはどちらが正しい表記ですか?

A. どちらも間違いではありません。「インク」は英語のink、「インキ」はオランダ語のinktに由来するという説が有力で、指しているものは同じです。印刷業界では慣例的に「インキ」と呼ばれることが多く、家庭用プリンターや筆記具では「インク」が一般的です。印刷会社とのやり取りで「インキ」と出てきても、同じものと考えて問題ありません。

Q. 楽天用に作った商品画像を、そのまま店頭チラシの印刷データに使ったら、モニターより青がくすみました。データが壊れたのでしょうか?

A. データの破損ではなく、モニター(RGB)と印刷(CMYK)の色の仕組みの違いが原因と考えられます。モニターの鮮やかな青の一部は、CMYKのインクでは同じ彩度で再現できません。主にCMYKの色域の制約が原因で、一般的なCMYK印刷では同じ傾向の変化が起こります。次からは、くすむ前提で仕上がりを確認するか、重要な色は色校正で事前にチェックするのが現実的です。

Q. レタッチ済みのEC用画像は、印刷用に作り直すべきですか?

A. 全点を作り直す必要はありません。EC用のレタッチは実物の色を正確に見せることが目的で、印刷用に別の方向で加工し直すものではないからです。作り直しが必要になるのは、総インキ量の上限を超えている場合や、CMYKに変換したときの見え方が用途に耐えない場合です。まずCMYKに変換して確認し、問題があった画像だけ個別に調整するのが現実的です。

Q. RGBのまま印刷データを入稿するとどうなりますか?

A. 印刷会社によって対応が分かれます。CMYKデータでの入稿を必須とする会社もあれば、RGBのまま受け付けて印刷会社側で変換する会社もあります。RGB入稿が可能な場合でも、印刷工程では内部的にCMYKへ変換されます。自動変換の場合、意図しない色味になることがあるため、入稿先のデータ作成ガイドで対応カラーモードを確認してから入稿するのが安全です。

Q. モニターと印刷物の色を完全に一致させることはできますか?

A. 完全な一致は難しいと考えたほうが現実的です。モニターは光の発色、印刷は紙とインクの反射で色を見せる仕組みで、原理からして同じにはなりません。モニター自体の設定や個体差、部屋の照明、紙の種類でも見え方が変わります。ズレを小さくする調整はできますが、重要な色は色校正で実物を確認するのが確実です。

Q. 家庭用のインクジェットプリンターで印刷しても色は変わりますか?

A. 変わります。家庭用プリンターもインクと紙の反射で色を作る仕組みなので、モニターの発色とは別物です。ただし家庭用のインクジェットは、印刷会社のCMYK4色とインクの構成が違います。機種によっては出る色の範囲も異なるため、家庭用で刷って問題がなくても、印刷会社で刷ると別の結果になることがあります。チラシやカタログ印刷の色確認を家庭用プリンターで代用するのは避けたほうが安全です。

Q. 総インキ量は自分で確認できますか?

A. Photoshopがあれば確認できます。「ウィンドウ」から「情報」パネルを開き、パネルオプションで第2色情報を「インキの総使用量」に変更すると、カーソルを合わせた位置の総インキ量が表示されます。新聞印刷.jpのガイドでも同じ手順が案内されており、情報パネルのΣの箇所に出てくる数値がインキ総量にあたると説明されています(出典:インキ総量は適切な設定になっていますか?(新聞印刷.jp))。画像のいちばん濃い部分にカーソルを当てて確認してください。目で見て濃い部分を探す方法なので見落としは出ますが、入稿前の目安にはなります。上限値は印刷会社と用紙によって異なるため、入稿先のガイドに書かれた基準値と照らし合わせてください。

Q. CMYKのKは何の略ですか?

A. 一般的にはKey plate(キープレート)の略とされています。輪郭や文字をはっきり出すための基準になる版を指し、ここに黒が使われます。CMYの3色だけでは理想的な黒が出ないため、独立した黒の版を加えた4色構成がCMYKです。

ツバサ

ツバサ

EC関連の会社で働いています。少人数の職場なので、ささげ業務の手配から画像の外注管理、ページ更新、バイトさんへの作業指示まで守備範囲は広めです。Photoshopは苦手なので本格的な画像加工は外注に出していますが、何社も試した分、業者選びや納品チェックには慣れました。このブログは仕事の中で身につけたことの記録です。