画像切り抜きの外注料金|
8社の単価を比較【2026年最新】
こんにちは、ツバサです。
EC商品画像の切り抜きを外注しようと各社の料金を調べたが、比較がなかなか面倒だった。サービスごとに難易度ランクの定義が違うし、影イキやトリミングが別料金だったり込みだったりする。公式サイトの料金表だけ見て「安い」と思っても、オプションを足すと逆転するケースがある。
この記事では、切り抜き作業を依頼できるサービス8社の2026年最新料金を一覧にまとめた。各社の公式サイトに掲載されている価格を基準にしているが、料金表を公開していないサービスはブログ等の公開情報を参照した。
この記事でわかること
- 切り抜き専門8社の難易度ランク別単価(税抜)
- 影イキ・トリミング等オプション込みのトータルコスト差
- クリッピングパスとマスク処理の違いが料金に与える影響
- 発注枚数・用途別のおすすめサービス
切り抜き外注の料金はいくらが相場か
結論から書くと、切り抜き専門サービスの場合、最も安い業者でAランク(シンプルな形状)29円から、最も高い業者でCランク(複雑な形状)620円。多くのサービスはこの範囲に収まる。
ただし、ネット上では「切り抜き相場は数百円〜1,000円」という記述を見かけることがある。たとえばRetouch Inkの運営ブログ「Retouch Info」では人物切り抜きを1,000円〜としているが、切り抜き専門サービスの相場は、形状がシンプルなAランクなら29円〜180円だ。
8社の切り抜き単価を一覧で比較する
以下は各社の公式サイトに掲載されている料金(税抜)の一覧である。難易度ランクの名称はサービスごとに異なるが、おおむね「シンプルな形状(A)」「やや複雑(B)」「複雑(C)」の3段階に対応させた。
| サービス | A(シンプル) | B(やや複雑) | C(複雑) | 最低枚数 | 標準方式 |
|---|---|---|---|---|---|
| キリコム | 29円 | 66円 | 要見積 | 1枚 | パス |
| 激安切り抜き工房 | 39円 | 79円 | 要見積 | 1枚 | パス |
| キリヌキスタジオ | 48円 | 78円 | 178円 | 1枚※ | パス |
| アジアンDTP | 60円 | 100円 | 200円 | 5枚推奨 | パス |
| 写真加工屋さん | 70円 | 140円 | 要見積 | 300枚 | マスク |
| 切り抜きjp | 120円 | 310円 | 620円 | 1枚 | パス |
| 切り抜きPHOTO | 一律180円 | 1枚 | パス | ||
| Retouch Ink | 1,000円〜(料金表非公開・見積もり制) | 1枚 | 非公開 | ||
※キリヌキスタジオは最低受注金額690円(税抜)あり。切り抜きjpの料金は2026年4月4日改定後。キリコムは区分A・Bともに画像内3点まで1点分の価格で対応。Retouch Inkの料金は公式サイトに料金表がなく、運営ブログの記載に基づく。各社の難易度区分の定義は完全に同一ではないため、目安として参照してほしい。
Aランクの単価だけで見ると、切り抜き専門サービスではキリコムの29円が最安で、切り抜きjpの120円が最も高い。Retouch Inkは切り抜きだけで1,000円〜と、専門サービスの数倍から数十倍の価格帯になっている。ただし、これだけで「キリコムが一番お得」とは言い切れない。次の項で触れるオプション料金と切り抜き方式の違いを含めたトータルコストで比較する必要がある。
単価だけで比較すると見えないコスト差
EC用の商品画像を外注するとき、切り抜きだけで完結するケースは意外と少ない。白背景に切り抜いた後、トリミング(画像の余白を調整してサイズを揃える)やリサイズ(ピクセル数を変更する)がセットで発生する。商品によっては影イキ(自然な影を残した切り抜き)やハンガー消しも必要になる。
切り抜きjpではトリミング・リサイズが要見積もり、影イキが1点120円(税抜)の別料金だ。キリコムやキリヌキスタジオも同様にオプションは別途かかる。
一方、写真加工屋さんはトリミング・リサイズ・影イキ・ハンガー消しが切り抜き料金に含まれている。Aランク70円のまま、これらの追加作業に別料金がかからない。
たとえばAランクの商品画像に「切り抜き+影イキ」を依頼した場合、切り抜きjpでは120円+120円=240円、写真加工屋さんでは70円。1枚あたり170円の差が出る。これが月間500枚なら85,000円、1,000枚なら170,000円の差になる。この試算の詳細は「写真加工屋さん vs 切り抜きjp」で整理している。
もう一つ見落としやすいのが切り抜き方式の違いだ。切り抜きjp、キリコム、キリヌキスタジオなどはクリッピングパスが標準で、マスク処理を希望する場合は追加料金がかかる。写真加工屋さんはマスク処理が標準で、クリッピングパスはオプション。髪の毛や毛皮など複雑な輪郭が多い案件ではマスク処理が必要になるため、マスクが標準の写真加工屋さんのほうが追加料金なしで対応できる。逆に、印刷用のパスデータが必須の案件では、パスが標準の切り抜きjpやキリコムが追加料金なしだ。
発注枚数と用途で選ぶ
月間300枚以上を継続で出す法人。写真加工屋さんがコスト面で有利になる。オプション込みの料金体系と、ボリュームディスカウントの適用で、枚数が増えるほど1枚あたりの単価が下がる。切り抜きだけでなくレタッチまで1社にまとめて発注できるため、外注先の管理コストも減らせる。
数枚〜数十枚の単発案件、または急ぎ。切り抜きjpが対応力で優れている。24時間3交代制で稼働しており、少量なら2〜3時間で納品されることもある。公式サイトによると年間処理点数は400万点超、納期達成率96.3%。1枚から発注できるので、テスト依頼にも使いやすい。
とにかく単価を抑えたい。キリコム(29円〜)と激安切り抜き工房(39円〜)が最安圏。少量から発注でき、シンプルな形状の商品画像なら十分な品質で上がってくる。ただし、キリコムはC以上の難易度が見積もり対応になるため、複雑な形状が混ざる案件では事前に確認が必要だ。
難易度を気にせず一律料金で頼みたい。切り抜きPHOTOは商品の形状に関係なく1点180円。見積もりが不要で発注フローがシンプルになる。形状がバラバラな商品を少量ずつ出す場合に向いている。
各サービスの詳しい比較は「EC向け画像加工の外注サービス5選」でも整理している。レタッチを含む料金相場の全体像は「写真レタッチの外注料金まとめ|15社の相場を1ページに集約」を参照してほしい。
よくある質問
Q. 画像切り抜きの外注相場は1枚いくらですか?
切り抜き専門サービスの場合、シンプルな形状(Aランク)で29円〜120円、複雑な形状(B〜Cランク)で60円〜620円が2026年時点の相場です。ただし、トリミングや影イキなどのオプションが別料金のサービスと込みのサービスがあるため、単価だけでは正確な比較ができません。発注する作業内容を決めてからトータルコストで比較する必要があります。
Q. 切り抜きjpの2026年4月の価格改定で何が変わりましたか?
2026年4月4日以降、Aランクは100円→120円(+20%)、Bランクは200円→310円(+55%)、Cランクは400円→620円(+55%)に改定されました。特にBランク以上の値上げ幅が大きく、複雑な形状の商品を扱うEC事業者への影響が大きい改定です。改定の詳細は公式告知ページで確認できます。
Q. クリッピングパスとマスク処理はどう違いますか?
クリッピングパスはベジエ曲線で輪郭をなぞる方式で、印刷物のDTPワークフローにそのまま使えます。マスク処理はブラシで透明度を調整する方式で、髪の毛や毛皮など複雑な輪郭を自然に抜けます。切り抜きjpやキリコムはクリッピングパスが標準、写真加工屋さんはマスク処理が標準と、サービスによって標準方式が異なります。
Q. 1枚だけ切り抜きを外注できるサービスはありますか?
切り抜きjp、キリコム、キリヌキスタジオ、切り抜きPHOTO、激安切り抜き工房は1枚から受け付けています。キリヌキスタジオは最低受注金額690円(税抜)の設定があるため、1枚だけだと割高になります。写真加工屋さんは最低発注枚数300枚のため、少量の単発案件には対応していません。
Q. 影イキ込みで一番安い切り抜きサービスはどこですか?
写真加工屋さんは影イキ・トリミング・リサイズが切り抜き料金に含まれており、Aランク70円(税抜)です。切り抜きjpはAランク120円+影イキ120円=合計240円、キリコムも切り抜き料金+影イキ別途料金となります。影イキが毎回発生する案件では写真加工屋さんのコスト優位が大きくなります。ただし最低発注枚数300枚の条件があります。