こんにちは、ツバサです。
広告代理店から届いたレポートに「imp」という項目があった。impression(インプレッション)の略だろうとは推測できたけど、PVやクリック数とどう違うのかが曖昧だったので調べてみた。
インプレッションとは
ひとことで言うと、広告がユーザーの画面上に表示された回数のこと。「imp」や「imps」と略されることが多い。広告が1回表示されるたびに1インプレッションとカウントされる。
PLAN-Bの解説記事によると、インプレッションはあくまで「表示された回数」であって、「クリックされた回数」でも「購入につながった回数」でもない。広告がどれだけ多くの人の目に触れたかを測る指標だ。
似た言葉がいくつかあって混乱したので、違いを整理しておく。
| 指標 | 意味 | 数え方 |
|---|---|---|
| インプレッション(imp) | 広告が表示された回数 | 同じ人に3回表示 → 3imp |
| リーチ | 広告を見たユーザーの数 | 同じ人に3回表示 → リーチ1 |
| PV(ページビュー) | ページが表示された回数 | 1ページに広告3つ → PV1 |
| クリック数 | 広告がクリックされた回数 | 表示100回でクリック5回 → 5 |
デジマールの用語解説にも書いてあったが、特にインプレッションとPVの違いは注意が必要だ。1ページに広告が3つ掲載されていれば、PVは1だがインプレッションは3になる。
EC実務で出てくる場面
EC担当として広告を扱っていると、インプレッションという指標にはよく出くわす。僕が遭遇したケースを書いておく。
広告レポートの基本指標
Google広告やMeta広告(Facebook・Instagram広告)のレポートには、必ずインプレッション数が記載されている。アドフレックスの記事でも触れられていたが、インプレッション数はCTR(クリック率)を計算するための分母になる。CTR = クリック数 / インプレッション数 × 100なので、インプレッション数がわからないとクリック率も計算できない。
SNSの投稿分析
X(旧Twitter)やInstagramの分析画面でもインプレッション数は表示される。投稿がどれだけ表示されたかを測る指標として使われていて、広告だけでなく通常のオーガニック投稿でもインプレッション数は確認できる。SNS運用の成果報告で「先月のインプレッション数は○万」といった報告が出てくる。
ECモールの広告管理画面
楽天やAmazonのモール内広告でもインプレッション数は表示される。商品を検索したときに上部に出てくるスポンサー枠の広告が何回表示されたかがインプレッションだ。モール内広告の場合、インプレッション数が低ければ入札額が足りない可能性がある。
覚えておきたいポイント
インプレッション数だけでは広告の良し悪しは判断できない
インプレッション数が多くても、クリックされていなければ意味がない。インプレッション数と一緒に、CTR(クリック率)やCVR(コンバージョン率)も見ないと、広告の効果は正しく評価できない。マーケトランクの記事でも、インプレッション数は「広告のリーチ力」を測る指標であって、「広告の成果」を測る指標ではないと説明されていた。
ビューアブルインプレッションという考え方
通常のインプレッションは、ページが読み込まれた時点でカウントされることがある。つまり、ユーザーがスクロールせずにページを閉じても、画面外に表示された広告がカウントされてしまう場合がある。これに対して「ビューアブルインプレッション」は、ユーザーが実際に見ることができた表示だけをカウントする。GENIEE CX NAV1の解説によると、広告の50%以上が1秒以上画面に表示された場合にビューアブルとみなすのが一般的な基準だ。
CPM課金はインプレッション単位の費用
リスティング広告のクリック課金(CPC)とは別に、インプレッション数に応じて費用がかかる「CPM課金」(Cost Per Mille:1,000インプレッションあたりの費用)という課金方式もある。ディスプレイ広告やSNS広告で使われることが多い。認知拡大が目的のキャンペーンではCPM課金が選ばれることがある。