この記事でわかること
・遺影のレタッチには「急ぎ」と「事前準備」の2パターンがある
・365日24時間受付のオンラインサービス7社の比較
・生前撮影で遺影を準備できるスタジオ3社の比較
・葬儀社に任せた場合との料金差
遺影のレタッチには2つのパターンがある
遺影写真が必要になるタイミングは、大きく分けて2つある。
1つ目は、家族が亡くなってから急いで準備するパターン。お通夜や葬儀までに時間がないため、手元にあるスナップ写真や集合写真から遺影を作る必要がある。このパターンでは「365日24時間受付」を掲げるオンラインサービスが選択肢になる。深夜や早朝に亡くなった場合でも、スマホから写真をアップロードして依頼できる。
2つ目は、終活の一環として生前に撮影して準備しておくパターン。こちらは時間に余裕があるため、写真スタジオでプロに撮影してもらい、納得のいく1枚を用意できる。スタジオインディの遺影撮影プランのように、撮影からレタッチ、データ納品まで当日完結するサービスもある。
どちらのパターンかによって、選ぶべきサービスがまったく変わってくる。以下では、それぞれのパターン別に対応サービスをまとめた。
【急ぎパターン】365日24時間対応のオンラインサービス7社
急な不幸で、手持ちの写真から遺影を作る必要がある場合。以下のサービスはいずれもオンラインで完結し、1枚から依頼できる。
「365日24時間受付」の注意点
多くのオンラインサービスが「365日24時間受付」を掲げているが、これはWEBフォームやメールでの送信が24時間できるという意味であって、電話がつながるとは限らない。深夜に家族が亡くなって、フォームに入力している余裕はないという方も多いはずだ。
電話で直接相談できるサービスは以下の通り。
・nocos(小さなお葬式):0120-215-618(24時間365日、通話無料)
・レタッチインク:050-1725-3032
・写真加工のスマイル:050-6871-3831(10:00〜18:00)
・カメラのキタムラ:各店舗の電話番号(営業時間内)
一方、Mottoや画像加工24はWEB・メールのみの受付で電話番号の掲載がない。急ぎの場合はWEB注文時に「お通夜は○月○日○時」と具体的に伝えるのが確実だ。
① nocos(ノコス)
osohshiki.jp/nocos依頼方法:電話/WEB注文/郵送(申込書ダウンロード)
② レタッチインク
retouch.ink依頼方法:電話/公式サイトから問い合わせ
③ 写真加工のスマイル
portrait.photoedit.work依頼方法:電話/公式サイト注文フォーム
④ Motto(モット)
motto-photo.com依頼方法:公式サイトから写真アップロード/LINE
⑤ 画像加工24
gazoukakou24.com依頼方法:注文フォームから写真アップロード
⑥ 画像加工屋
gazoukakouya.com依頼方法:注文フォームから写真アップロード
⑦ 加工のプロ
kakounopro.com依頼方法:見積もりフォーム/LINE公式アカウント
急ぎパターンの比較まとめ
| サービス | 料金目安 | 受付 | 連絡方法 | サンプル |
|---|---|---|---|---|
| nocos | プラン制 | 365日24時間 | WEB・電話可 | あり |
| レタッチインク | 要見積もり | 365日24時間 | WEB・電話 | テスト納品可 |
| スマイル | 2,000円〜 | 24時間 | WEB・電話 | 最短3時間 |
| Motto | 1,980円〜 | 365日24時間 | WEB・LINE | 3〜12時間 |
| 画像加工24 | 統一価格 | 365日24時間 | WEB・メール | あり |
| 画像加工屋 | 統一価格 | 365日24時間 | WEB・メール | あり |
| 加工のプロ | 要見積もり | 随時 | WEB・LINE | 修正無制限 |
料金が明確に公表されているのはMotto(1,980円〜)とスマイル(2,000円〜)。初めて遺影のレタッチを外部に依頼する場合は、この2社が比較しやすい。画像加工24と画像加工屋は遺影が統一価格のため、背景変更を含めた金額がわかりやすい。
レタッチインクや加工のプロは料金が見積もり制で、写真の状態や加工内容で変わる。まず無料見積もりで金額を確認してから依頼するかどうか判断できる。
【事前準備パターン】生前撮影に対応するスタジオ3社
時間に余裕があるなら、生前に写真スタジオで遺影を撮影しておくのも選択肢になる。自分の納得のいく表情や服装で撮影できるのが最大のメリットだ。
⑧ スタジオインディ
iei.studioindi.jp依頼方法:公式サイトからネット予約 または 電話予約
⑨ カメラのキタムラ
kitamura-print.com依頼方法:店頭持ち込み
⑩ データレスキューセンター
rescue-center.jp依頼方法:公式サイトから見積もり依頼
葬儀社に任せるといくらかかるのか
葬儀社に遺影の作成を任せた場合、額付きで1万〜3万円かかるケースが多い。葬儀社が直接制作しているわけではなく、提携する写真加工業者に外注しているのが実態だ。つまり、同じ品質の加工を写真加工専門サービスに直接依頼すれば、仲介コストの分だけ安く済む。
葬儀のパック料金に遺影が含まれている場合は、その金額が含まれたままのケースが多い。ただし、遺影だけ外部で用意してパック料金から差し引いてもらえるケースもあるため、葬儀社に確認してみる価値はある。
依頼するときに準備するもの・注意点
写真の選び方
遺影に使う写真を選ぶときのポイントは4つある。
まず、顔にピントが合っていること。遺影は四つ切りサイズ(254×305mm)に引き伸ばすため、ピンボケの写真だとぼやけた仕上がりになる。次に、顔が大きく写っていること。小さく写っている集合写真を拡大すると画質が劣化する。3つ目は、なるべく近影であること。亡くなった時期と大きくかけ離れた写真だと参列者に違和感を与える。最後に、本人らしい表情であること。いつも笑顔だった人なら笑顔の写真を選ぶのが自然だ。
依頼時に伝えること
遺影のレタッチを依頼する際は、以下の情報を伝えるとスムーズに進む。
希望する背景色(ブルー、グレー、花、風景など)。着せ替えの要否(パジャマ姿→スーツなど)。仕上がりサイズ(四つ切り、L判、データのみ等)。納品形式(データのみか、印刷・額付きか)。納期の希望(お通夜までに必要な場合は具体的な日時を伝える)。
スマホ写真でも大丈夫?
スマホで撮影した写真でも遺影にできる。最近のスマホは高画素のカメラを搭載しているため、引き伸ばしても十分な画質が確保できることが多い。ただし、画面上で小さく見えていた写真を四つ切りに拡大すると、思った以上に粗さが目立つこともある。複数の候補があるなら、できるだけ顔が大きく、明るい場所で撮影されたものを選ぼう。
よくある質問
まとめ|遺影のレタッチ、パターン別のおすすめ
遺影のレタッチは、状況によって選ぶサービスが変わる。
急ぎでコストを抑えたいなら、写真加工のスマイル(2,000円〜、最短3時間)かMotto(1,980円〜、3〜12時間でサンプル)。葬儀社を通さず直接依頼するだけで、同じ品質で数千円〜1万円以上安くなる。
深夜・早朝の依頼なら、365日24時間受付を掲げている画像加工24、画像加工屋、Motto、レタッチインクなどが対応可能だ。ただし24時間受付=24時間作業ではなく、受付後の作業開始タイミングはサービスによって異なるため、急ぎの場合は注文時に希望納期を伝えよう。
古い写真や破損した写真しか残っていないなら、データレスキューセンターの写真復元サービスが強い。
生前に準備したいなら、スタジオインディ(撮影+レタッチ+データ、当日約1時間で完結)やカメラのキタムラ(全国約1,000店舗)で、プロに撮影してもらうのが確実だ。
いずれのサービスも1枚から依頼できる。まずは無料サンプルや見積もりで仕上がりイメージを確認してから、本注文するかどうかを判断するのが安心だ。