与信審査とは?
EC外注先を選ぶときに知っておくべき基礎知識
与信審査とは
与信審査(与信調査)とは、取引先の支払い能力や経営状況を調べるための調査のことだ。企業間取引では、商品やサービスを先に提供して後から代金を請求する「掛け取引」が一般的なため、取引先が本当に代金を支払えるかどうかを事前に確認する必要がある。この確認プロセスが与信審査だ。
外 信用調査(与信調査)とは?調査方法や費用相場を解説|マネーフォワード biz.moneyforward.com英語ではcredit checkと表現される。「与信」とは取引先への信用を意味し、信用を供与して商品を先に渡す取引を「与信取引」と呼ぶ。
外 信用調査とは?概要や方法|三井住友銀行 smbc.co.jp与信審査で確認される主な項目は次のとおりだ。
- 法人格の有無(株式会社、合同会社、個人事業主など)
- 登記されている資本金
- 設立からの年数
- 代表者の情報
- 決算内容(売上高、利益、負債の状況)
なお、反社会的勢力との関わりの確認は、厳密には与信審査とは別のプロセスだ。「コンプライアンスチェック」「反社チェック」と呼ばれ、与信審査と並行して実施する企業が多い。
外 与信審査とは?目的や信用調査との違い・審査の方法と注意点|オリコ orico.co.jpEC外注の発注で与信審査が関係する場面
EC運営では、レタッチ、撮影、ささげ代行、配送など、さまざまな業務を外部に委託する。自分の会社がサービスを受ける側(発注側)であっても、取引先の経営基盤は確認しておいたほうがいい。
大手企業や上場企業には購買部門や管理部門があり、新しい取引先を登録する際に与信審査を行う。現場のデザイナーが「このレタッチ会社に頼みたい」と推薦しても、審査で止まれば発注できない。資本金が極端に小さい、設立から間もない、法人格がない(個人事業主)などの理由で弾かれることがある。
外 与信調査(与信チェック)とは?手続きや必要性、失敗しない方法|RISK EYES riskeyes.jp中小企業では購買部門がない場合も多いが、外注先の経営基盤を確認しておく意義はある。継続取引を前提とする外注先が途中で廃業すると、代替先の確保、過去データの引き継ぎ、品質基準の再構築が必要になるからだ。
覚えておきたいポイント
EC担当者が与信審査を自分で行うことは少ないが、「この会社に頼んで大丈夫か」を判断するための材料は自分で集められる。
確認しやすい公開情報には次のものがある。
- 法人番号公表サイト(国税庁)で法人名と所在地を確認
- 登記情報提供サービスで資本金、設立日、代表者名を確認(有料)
- 会社のサイトで取引先企業名の掲載を確認
- Googleマップで登記住所の実態を確認
これらを調べるだけで、ウェブサイト上の訴求と法人としての経営基盤がかけ離れているケースに気づくことがある。
外 信用調査(与信調査)とは?必要性や調査方法、結果の判断ポイント|マネーフォワード biz.moneyforward.com実際に9社の資本金・設立年・取引先の公開状況を並べて比べた記録は「大手企業に選ばれるレタッチ会社の特徴」に整理している。
ツ 大手企業に選ばれるレタッチ会社の特徴|9社の資本金、取引先社名、従業員数を比較 tsubasa-memo.github.io/retouch-company-check.html