こんにちは、ツバサです。
社内の古い在庫管理システムから商品画像を書き出したら、ファイルの拡張子が「.bmp」になっていた。見たことはあるけど普段使わない形式だし、ECサイトにもアップできなかった。BMPって何なのか、今さらながら調べてみた。
BMPとは
ひとことで言うと、MicrosoftがWindows用に開発した画像ファイル形式のこと。BMPは「Bitmap(ビットマップ)」の略で、正式には「Windows bitmap」と呼ばれる。
IT用語辞典 e-Wordsによると、BMPはWindowsが標準で対応している画像形式の一つで、基本的に無圧縮でデータを保存する。つまり、画像の色情報をそのまま1ピクセルずつ記録しているので、画質の劣化がない代わりにファイルサイズがとても大きくなる。
Adobeの公式ページでも、BMPは非圧縮データが入っているため高画質なデジタル画像の保管と表示に適している、と書かれていた。白黒2値画像から24ビットフルカラー(約1677万色)まで対応できるらしい。
Wikipediaの解説を読むと、BMPはMicrosoftとIBMが共同でOSを開発していた時代に作られた形式とのこと。かなり歴史の古い画像形式で、Windowsの初期から使われてきたものだ。
EC実務で出てくる場面
BMPは古い形式だけど、EC業務で意外なところで出くわすことがある。
古い社内システムからのデータ出力
僕が遭遇したのがまさにこのケース。古い在庫管理システムや基幹システムでは、画像の保存形式がBMPに限定されていることがある。システムが開発された時代はBMPが標準だったので、そのまま残っているのだろう。
スキャナーで取り込んだデータ
古いスキャナーや複合機では、スキャンした画像がBMP形式で保存されることがある。WAVEの解説記事でも、BMPは無圧縮のため画像処理の中間データとして使われることがあると紹介されていた。最近のスキャナーはPDFやJPEGで保存できるものがほとんどだが、古い機器ではBMPしか選べないこともある。
Windowsのペイントで保存したとき
Windowsの「ペイント」で画像を編集して保存すると、デフォルトの保存形式がBMPになっていることがある。うっかりそのまま保存してしまうと、ファイルサイズが何倍にも膨れ上がることになる。
覚えておきたいポイント
BMPはWeb用途には向かない
BMPは無圧縮なのでファイルサイズが非常に大きい。たとえば1000×1000pxの画像だと、JPEGなら数百KBで済むところがBMPだと数MBになる。ECサイトにアップロードする前に、必ずJPEGかPNGに変換しよう。変換はWindowsの「ペイント」やMacの「プレビュー」で「名前を付けて保存」から形式を選ぶだけでできる。
画質は劣化しないが圧縮もされない
AdobeのBMPとPNGの比較ページによると、BMPもPNGもどちらも画質の劣化がない形式だが、PNGは可逆圧縮でファイルサイズを抑えられる。つまり、画質を保ちつつサイズも小さくしたいなら、BMPよりPNGのほうが優秀だ。
印刷用途ではそのまま使えない
BMPはRGBカラーモードにしか対応していないので、印刷用のCMYKデータとしては使えない。印刷に回す場合は、Photoshopなどの画像編集ソフトでCMYKに変換し、TIFFやPSD形式で保存し直す必要がある。画像ファイル形式の違いについては画像ファイル形式まとめにも書いた。